西遊記 10 岩波文庫

呉承恩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003202104
ISBN 10 : 4003202104
フォーマット
出版社
発行年月
2005年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,514p

内容詳細

千里を行くものは九九九里をもって半ばとす。西方み仏の地に足を踏み入れると、平穏無事の旅はまこと極楽の地を行くごとし。ところが大天竺国では、なんと国王のにせ公主が一行を待ち受ける。困難の途の終りも間近とて、三蔵のピンチはなおも続く。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • セウテス さん

    長かった旅いや10巻、何度も読んで来たからこそ一気に読めたと思う。無事に釈迦如来様から、経典を受け取る事が出来た。旅の日数5040日、受け取った経典5048巻、この数字はいかにか。そうです、帰りに8日かかって唐まで帰るのです。物語が百話からなる理由も、81の苦難の数の理由も、よく考えてあると驚く。ただし、数を合わせる為に、災難が降りかかるのは笑うしかない。実は隠された数字のマジックは多く存在し、この数字のレトリックを楽しむ読み方も在るだろう。最後の言葉が悟空の悟りであるなら、成長したのは悟空だけだろうが。

  • mii22. さん

    (第九十一回から百回)長安を旅立ってから十四年、ついに目的地雷音寺に到着。ここでも色々あったが無事お経ももらえて帰途に..三蔵の八十一難の意味も、頂いたお経の数も、まさかの数合わせになっているとは。結局如来の筋書き通りに進んだ物語なんだけど、愉しく旅をさせてもらいました。訳注はあまり気にせずドンドン読んでいったので、仏教に関するもろもろは理解できてないだろうけど、とにかく面白かったし満足。詳しく読め込めば奥深く何度でも楽しめるだろう。『西遊記』は(西)への旅の(記)録であり(遊)び心いっぱいの物語だった。

  • NAO さん

    ついに天竺に着き、無事お経も頂いた三蔵一行。とはいえ、81の受難の数合わせのため帰り道でまで川へ落とされるというおまけつき。霧の中の橋を悟空がすたすたと歩いて行くシーンは、漫画『封神演義』の1シーンみたいだった。三蔵と悟空が仏となり、八戒と沙悟浄は仏にはなれなかったのは、本人たち以外は誰もが納得というところ。81難すべてが三蔵の過去の罪を償わせ、彼を浄化するための、如来や菩薩によるトラップだったわけだが、妖怪だけでなく彼らが通って来た世界そのものが如来が三蔵のために作り上げた架空世界だったのかもしれない。

  • 姉勤 さん

    全百回のうちの第九十一〜百回。克服すべき八十一難(9×9 99回目で)をコンプリートし、経典をゲットした玄奘一行。14年かかった取経の旅も、長安まで雲に乗り往復8日で唐宗に復命し、再び釈迦如来の元に。短気短慮惰弱な玄奘も、この功績で仏と成る。格としては観音菩薩を超えてしまったが、リアル玄奘の功績はそれぐらいに値するのかな? 悟空も赦されて仏と成るがエピローグも無く空と化す。解説で解き明かされる、隠された易や陰陽五行、数字のレトリックはそれだけで厚い解説書が出来るほど。ハマったら素人では手に負えない。

  • ビイーン さん

    最終巻まで来るのに長かった。読了できて感無量である。孫悟空と妖怪が戦うエピソードのパターン化に飽きて放り投げてしまいそうになった事もある。けれども最高に面白いエンタメ小説だからラストまで読み切れた。西遊記の登場人物は五行思想を軸に作られ、物語の構成は数学的論理的に組み立てられているという。なんとも奥が深くて興味が尽きない。

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呉承恩

中国の明の時代の作家、文学者。1500年頃に生まれ、1580年頃に亡くなったといわれるが、くわしい経歴はわかっていない

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