二階の王 角川ホラー文庫

名梁和泉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041060537
ISBN 10 : 4041060532
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
追加情報
:
416p;15

内容詳細

30歳過ぎのひきこもりの兄を抱える妹の苦悩の日常と、世界の命運を握る“悪因”を探索する特殊能力者たちの大闘争が見事に融合する、空前のスケールのスペクタクル・ホラー!二階の自室にひきこもる兄に悩む朋子。その頃、元警察官と6人の男女たちは、変死した考古学者の予言を元に“悪因研”を作り調査を続けていた。ある日、メンバーの一人が急死して…。第22回日本ホラー小説大賞優秀賞受賞作。文庫書き下ろし「屋根裏」も併録。

【著者紹介】
名梁和泉 : 1970年、東京都生まれ。明治大学卒業。現在、会社員。『二階の王』で第22回日本ホラー小説大賞“優秀賞”を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あも さん

    二階の王=ヒキニート兄貴!って笑い話?重い話?いえいえ、これは暗黒の夢語り。誰が見ても普通の人間だが、周囲に不幸を与える〈悪果〉。彼らを見分けるセンサーを持つグループ(悪臭を感じたり、異形の化け物に見えたり反応する感覚器官が異なる)と前述のニート兄に悩む妹の話が繋がっていく。〈悪果〉を産む〈悪因〉とは?個々の描写は上手いが、ストーリーに太い背骨が通っておらず、やや惜しい。ビジュアル映えしそうなので上手く再構築された映画を見てみたい。現時点では、あくまで嫌いではない位の評価だが、化けそうな気もするので期待。

  • Bugsy Malone さん

    クトゥルフ神話の雰囲気を醸し出しながら、悪果と呼ばれる者達とその行動を阻止しようとする引きこもり集団を描いたコズミックホラー。王の葛藤や悪果の描写、悪因から悪果が広かって行くシステム等、なかなかに興味深く読めた作品でした。おまけの様なスピンオフも、まだまだ終わった訳じゃない感があり面白かったです。

  • スカラベ さん

    二階の部屋に何年も引きこもる兄。部屋を出る時、家族へ近づくなという合図として流す曲が「悪魔を憐れむ歌」。彼は本当に兄なのか?自身の存在を歌に託し変わり果てた姿になっているのでは・・・この物語の背景に横たわるのは、果てしなく繰り返される破滅の神話世界。『侵攻者の探索』という架空の研究書をベースに、クトゥルフをも彷彿とさせるスケールの大きな世界を構築し、〈悪因〉によって異形の〈悪果〉に覆いつくされていくという構想自体には思わず唸らされる。ただ、これが展開される舞台が狭く、行き過ぎた感もあり、やや物足りない。

  • 坂城 弥生 さん

    日常の裏側でこんな世界が広がっていたら…という怖さがあった。

  • annzuhime さん

    二階に引きこもり続ける兄。その姿を家族は何年も見ていない。兄をどうにかしたい家族。それとは別に、異形の者が見える集団の行動。不思議な少年。王とは何か。異形の者たちの目的はー。うーん。何がなんだか。クトゥルフ神話が元なの?クトゥルフは全然分かんないから、この本の面白さがそこだというなら、理解できなかったのも仕方ない。どうなるんだろうと思わせる内容で先が気になったけど、前半のスピードのなさ。読むのが辛かった。この作者はこれで2作目。私には合わなかったかなぁ。

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名梁和泉

1970年、東京都生まれ。明治大学卒業。現在、会社員。『二階の王』で第22回日本ホラー小説大賞“優秀賞”を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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