丸谷才一編・花柳小説傑作選 講談社文芸文庫

吉行淳之介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062901789
ISBN 10 : 4062901781
フォーマット
出版社
発行年月
2013年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
380p;16

内容詳細

『花柳小説名作選』より三十数年の時を経て丸谷才一が新たに選び出した色と艶のある小説の数々。丸谷才一最後の編纂本。

【著者紹介】
丸谷才一 : 1925・8・27〜2012・10・13。小説家、評論家、翻訳家。山形県生まれ。東京大学文学部英文科卒業。1945年入営。68年「年の残り」で芥川賞受賞。その後、「裏声で歌へ君が代」、「たった一人の反乱」(谷崎賞)、「樹影譚」(川端賞)、「輝く日の宮」(泉鏡花賞)などの小説や、評論を数多く発表。また多岐にわたる随筆も意欲的に執筆。2011年には文化勲章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ハイランド さん

    花街柳巷、なんて時代と艶を感じさせる言葉だろう!実生活ではこれ程縁のない世界も無いのだが、小説で読むと何故か懐かしさに満たされる。今もこういう世界はあるのだろうか。風俗とはまた欲ばかりで色気も味もない言葉。名前はよく知っているが読んだことの無い、これまた時代を感じる小説家達の作品に触れられたのは貴重な体験、吉行淳之介、島村洋子はお宝を見つけた喜び。永井荷風の美学もね。志賀直哉の愛欲は勘弁。たまにはこういうオムニバスもいいね。本書は丸谷才一の最後の編纂。彼の軽妙なエッセイや対談がもう読めないと思うと寂しい。

  • うずまきねこ さん

    杉本秀太郎の「解説」からの引用。「丸谷才一の説を要約すれば、花柳界を舞台とする小説だけではなく、バーのマダム、女給が一働きも二働きもする小説も、私娼が暗い陰から現れる小説もここに含める」ようで、明治以後の日本文学に大変多い小説ジャンルらしい。本当にさまざまな形の関わり合いが収められている。時代によっては、認可されている交際もあるので、全てを今の価値観と比べて見ていくのは難しいし、もったいないことであろう。

  • あにこ さん

    思っていたより、ドロドロ話のてんこ盛りという感じではなかった。本来の花柳界とはほとんど無関係な話も多かった気がするが、それも含めて丸谷才一のプラン通りだそう。阿部定もの二作の独特な雰囲気がかなり気に入った。他には『妻を買う経験』『葡萄棚』が好きだった。『妾宅』はもう評論としか思えず多少辟易。そして相変わらず丹羽文雄は面白くない。文庫で1700円という値段を考えるとちょっと不満。

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人物・団体紹介

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吉行淳之介

大正13年(1924)、岡山市に生まれ、二歳のとき東京に移る。麻布中学から旧制静岡高校に入学。昭和19年(1944)9月、岡山連隊に入営するが気管支喘息のため四日で帰郷。20年東大英文科に入学。大学時代より「新思潮」「世代」等の同人となり小説を書く。大学を中退してしばらく「モダン日本」の記者となる。

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