酒場詩人の流儀 中公新書

吉田類

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784121022905
ISBN 10 : 4121022904
フォーマット
出版社
発行年月
2014年10月
日本
追加情報
:
233p;18

内容詳細

旅から旅への日々は、はや半世紀に及ぶ。酒と俳句はいつでも良き伴侶だった。大町桂月、種田山頭火、若山牧水らを酒飲み詩人の先達と仰ぐ著者は、日本各地をめぐり、出会った人たちと「酒縁」を結ぶ。大衆酒場ブームの火付け役が、独特の感性で綴った紀行エッセイ。

目次 : 1 酒徒の遊行(酒徒の遊行/ 野生と人里 ほか)/ 2 猫の駆け込み酒場(黒潮の匂う岬/ 巨石伝説を追って ほか)/ 3 酒飲み詩人の系譜(雪見酒なら…/ 淡雪の夢 ほか)/ 4 酒精の青き炎(自由への飛翔/ 美しい夜景と出会う ほか)

【著者紹介】
吉田類 : 高知県出身。イラストレーター、エッセイスト、俳人。酒場や旅をテーマに執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • chanvesa さん

    「共に惑おう。汝、悟るなかれ」(31頁)は、不惑の年代を越えた人のみが言うことのできる、暖かい言葉だ。こういうことが言える人はかっこいい。同じ雰囲気の言葉は「人が過去のしがらみから解放されていないなんて、健全なわけがない。」(152頁)だ。『星の王子さま』に出てくる酔っ払いのおやっさんは、恥じているのを忘れるために酒を飲み、そして、何に恥じているのかと言えば、飲むことを恥じている。「酒場放浪記」で類さんがお店を出て、はしごするお店を探しに行くことを語る時のはにかんだ笑顔には、少し恥じらいがある気がする。

  • tama さん

    図書館本 初吉田 複数の知合いが話していたので、つい。かっぽ酒で焼酎に燗をする話が。ちょっとやってみたい気もするなぁ。山の遭難遺体の搬送に棺使用は法律上認められず、運転席脇に仰向けに横たえて運ぶ。ぎょえー。いい感じのポイントをつかむし、文章もうまい人だなぁと思う。俳人だからこそなのかな。テレビも本ももう一作くらい試してみようかと思う。実物とお付き合いするのはちょっとなんですけどね。どうもうるさそうで。

  • テイネハイランド さん

    初出2011.2.4〜2014.4.8「新潟日報」朝刊、「北海道新聞」夕刊の連載コラムをまとめたもの。著者の吉田さんは、週に一度のTV出演だけではなく、全国各地のイベント・講演会にと、自宅で腰を落ち着ける暇もほぼないくらい、大変精力的に動き回っていらっしゃるご様子。日本一忙しい60代後半の男の一人ではないでしょうか?そんな吉田さんの紀行エッセイは、俳句を嗜まれるだけあって、無駄がなく情報量が多い内容。吉田類に仮装するパーティーグッズが巷で売られているという話題も出てきました。

  • 奏市 さん

    BS-TBSの番組、酒場放浪紀の吉田類さんのエッセイ集。酒、登山、自然、旅等が主題になっている。番組が好きで撮り溜めて毎日のように見てるから、類さんの本を目にして即購入した。いつもビールを飲みながらちょこちょこ読んできた。イラストレーターだけに、風景、情景の描写がうまく、映像を思い浮かべやすい。テレビで見るいつもの快活な様子が文章からも垣間見え、温かい人柄も感じる。日頃のちっぽけな事からくるストレスをふと忘れる感覚になる。なるようになるのかなと思える。出てくる句で好きな一句「僧に非ず俗とも成れず火酒飲む」

  • roatsu さん

    歳を重ねても瑞々しい感性を持ち続け、人生の旅路を楽しむ粋な人であることが伝わってくる素敵なエッセイ。面白かった。どれも短い文章なのだけれど自身の体験や思いをありありと読み手に伝えてくれる巧みさに引きこまれる。それにしても山歩きの経験の豊富さに改めて驚いてしまった。遭難しかけた経験もさらりと語れるところがすごい(笑)。まだ行ったことのない北海道の山々と四国、仁淀川の上流域を訪れたくなったな。

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