甘酸っぱい味 ちくま学芸文庫

吉田健一(英文学)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480094261
ISBN 10 : 4480094261
フォーマット
出版社
発行年月
2011年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;16

内容詳細

静かに、ときに饒舌に

酒、食べ物、文学、日本語、東京、人、戦争、暇つぶし等々についてつらつら語る、どこから読んでもヨシケンな珠玉の一〇一編。
【解説: 四方田犬彦 】

【著者紹介】
吉田健一 : 1912‐1977年。東京生まれ。吉田茂元首相を父とし、幼少期を、イギリス、中国などで過ごす。ケンブリッジ大学に学び、帰国後、文筆生活に入る。ヴァレリー、ロレンス等の翻訳、および文芸評論の分野で活躍し、自身も珠玉のエッセイや小説を多数残した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちゃっぴー さん

    昭和32年3月から6月にかけて熊本日々新聞に連載された随筆100編。文明批評的なものからおでん屋の話まで、話の巾が広い。サクサクっというよりじっくり読める随筆でした。これらがほとんど毎日連載されてたなんて、なんとも贅沢な新聞に思えます。

  • 三柴ゆよし さん

    買ったばかりの本書を百貨店に置き忘れたことがあるので、今回は大切に読んだ。話題の振り幅は異常なまでに大きい。「人間であることに就て」語っていたかと思えば、いつの間にか「おでん屋」にまつわる蘊蓄を披露しているからおどろく。吉田健一においては、人間の本質もおでん屋の昔も地平を同じくする問題であり、その闊達自在な話しぶりは、まさしく飲み屋でたまたま隣に座った親父のおしゃべりそのものなのだが、そこには、一度耳を傾けた者の心をつかんで離さない底の深さと、冷静な批評眼がそなわっている。飲みながら読みたい一冊。

  • うた さん

    吉田健一らしからぬ長さがきちっと揃った短評だなと調子よく眺めていって、実は新聞連載で2度とやりたくないという後書きを読んで苦笑いしてしまった。確かにこんな忙しい仕事は好みではないだろう笑。しかし一貫しているのは、柔らかいようで一本筋の入った考え方。例えば、自分で選んで責任を取ることが自由である、堅苦しい文化人や趣味人であることよりもそのことが好きであることが大事であるなど、読んでいてなんとも居心地の良いバーに入ったような気分である。私が時折ヨシケンを読み返したくなる理由がわかった気がする。

  • コホン さん

    昭和32年の日本の状態がどうであったかがうかがえる。2.26の当時の一般の人たちの受け取り方とかちょっと意外で興味深い。

  • tomomi_a さん

    市井に生きて、生活を愛おしむこと。それを続けることの尊さ。尊いことをするりと続ける図太さ、強かさ。

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