CD 輸入盤

吉松隆:交響曲第2番「地球にて」、トキの哀歌 他 藤岡幸夫/BBCフィル

吉松 隆(1953-)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CHAN9438
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD

総合評価

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藤岡幸夫がCHANDOSレーベルに録れた吉松隆...

投稿日:2022/03/11 (金)

藤岡幸夫がCHANDOSレーベルに録れた吉松隆作品集の第1集にあたるもの。安定のCHANDOSサウンドは健在で、BBCフィルを駆使して吉松ワールドを漏れなく再現する。この後もシリーズは続いたが、このことは画期的なことである。収録されているのは、交響曲第2番、ギター協奏曲「天馬効果」、弦楽オケとピアノのための「朱鷺に寄せる哀歌」の3曲。第2交響曲は、1楽章と2楽章が出色の出来栄え。ギター協奏曲は、ギターを担当するオグデンのスピード感溢れる演奏が見事。「朱鷺に寄せる哀歌」は、弦楽オケの瑞々しい響きに寂寥感を掻き立てられる。この作品はいつ聴いても感動する。

Ichirokagawa さん | 香川県 | 不明

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 「交響曲2番」は素晴らしい演奏。第3楽...

投稿日:2010/05/11 (火)

 「交響曲2番」は素晴らしい演奏。第3楽章がやや能天気過ぎる気もするけど、1・2楽章はテンポ設定が好きです(カメラータ盤ではテンポが遅く、間延びした感じを覚える瞬間がある)。BBCフィルの豊かな響きも素晴らしい。  馬のいななきのような切ないオーケストラの咆哮に始まる「ギター協奏曲・天馬効果」。ソリスト・オグデンのテクニックはかなりのものなのだろうと推察されますが、整然としすぎてカチッとした(ややデジタルな)感覚を覚えました。それは吉松隆の狙い通りなのかもしれませんが、私はギター演奏に関してもう少しアナログな揺らぎが欲しいと感じてしまいました。  「朱鷺に寄せる哀歌」はカメラータ盤に比べてドラマチックな仕上がりですが、滅亡に向かうはかなさの美学の観点では、やや劣ります。

たりん さん | 新潟県 | 不明

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「朱鷺によせる哀歌」を20年くらい前に初め...

投稿日:2008/10/29 (水)

「朱鷺によせる哀歌」を20年くらい前に初めて聴いたときの感動は忘れられない。日本人の滅亡に対する美意識が透徹した曲で、弦楽器の音が細い線に凝縮され、まさに朱鷺の最後の歌を歌っているようだった。 初出のカメラータ盤(井上道義指揮新日本フィル)の方が緊張感が強く、朱鷺の悲痛な声が聴こえるような極限の美しさを感じた。CHANDOS盤は音色と響きが豊かで、滅亡のドラマを語っている風である。日本のオケと海外オケの感性の違いだろうか? それにしても、全く素晴らしい曲である。

yoshimi さん | Osaka | 不明

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人物・団体紹介

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吉松 隆(1953-)

1953年東京生まれ。慶應義塾大学工学部を中退後、一時松村禎三に師事したほかは、ロックやジャズのグループに参加しながら独学で作曲を学びます。1981年に「朱鷺によせる哀歌」でデビュー。いわゆる「現代音楽」の非音楽的な傾向に反発した「世紀末抒情主義」を主唱し、5つの交響曲、5つの協奏曲、オーケストラのための<鳥の四部作>を始めとする室内楽作品、<モノドラマ>などの舞台作品、邦楽曲など多くの作品を発表

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