生きてるうちに、さよならを 集英社文庫

吉村達也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087462258
ISBN 10 : 4087462250
フォーマット
出版社
発行年月
2007年10月
日本
追加情報
:
16cm,247p

内容詳細

「あなたが天国へ行った瞬間を知ってたわ。だって真夜中にきたわよね、私の部屋に。ごめんねって泣きながら…」「兄弟、おれに黙って、なぜ先に逝った。バカヤロー!」親友の葬式で、勝手に死者との絆を強調する自己陶酔型の弔辞に嫌気がさした会社社長の本宮は、自分自身の生前葬を企画する。だが彼は知らなかった。妻の涼子が重い病に冒されて、余命幾ばくもないのを隠していることを…。

【著者紹介】
吉村達也 : 1952年東京都生まれ。一橋大学卒業後、ニッポン放送、扶桑社勤務を経て、90年推理作家に転向。氷室想介、志垣警部などの人気キャラを擁したミステリーや、ホラーなど多彩(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 夢追人009 さん

    「生きてるうちに、さよならを」ああ、自然に心が震え胸を打つ何て詩的でセンチメンタルなタイトルなのでしょうね。本書の骨格は、長年の友人の葬式に出席した男が、金儲けを目論んで嘘八百を述べる輩達に怒りの鉄拳をふるい、それを機に自分は生前葬にしようと決意した思いを綴る手記風の物語ですね。本書には笑いの要素は欠片もなく生真面目で道徳的な物語がどんどん続くのですが、やがて愛のない妻子と逆に真剣に愛している愛人という構図が次第に逆転して行き最後に意外な真実が明かされます。殺伐としながらも哀愁が漂う結末に満足しましたね。

  • 扉のこちら側 さん

    2018年183冊め。タイトルから、冒頭で出てくる生前葬にまつわる話であると思ったのに予想外の方向に向かっていった。ただ主人公に魅力を感じず、身勝手な振る舞いを重ねてきたにも関わらず妻の秘められた過去を暴くという展開に好感は持てなかった。

  • しんごろ さん

    実に面白い!ワンマン社長が生前葬するかしないかの話、ところがいろいろあって、まさかの結末にしてやられたねf^_^;なんとなく赤川次郎さんが書きそうなストーリー(^^;)読みやすいしなかなかの作品だと思います(^_^)再読時のBGMはレッド・ツェッペリンかな

  • ゴンゾウ@新潮部 さん

    読み始めから終始主人公の身勝手さにイライラしていた。ワンマンな夫を支えた妻の秘められた過去。そして愛人の本当の陰謀。最後の結末。息子の独白で興ざめてしまった。ミステリーとしても中途半端。作者はこの作品で何を表現したかったのだろう。【ナツイチ 2017】

  • いつでも母さん さん

    こんなラストなら知らずにいたい。途中まではウンウンと思いつつだったのだが・・読友さんのレビューとタイトルと表紙に誘われた1冊!自分のお葬式は自分のものではなく、残された家族の問題だと私は思っています。だから、余命を知りたい。そして、皆に感謝して身辺整理をしてから逝きたいな(笑)しかし・・本宮社長以下、誰にも感情移入出来ずに読了してしまった。息子はこれでいいのかなぁ。私には、ちょっとだけ不気味だった。

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人物・団体紹介

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吉村達也

1952年生まれ。一橋大学商学部卒業。ニッポン放送ディレクター、扶桑社編集長を経て、1986年『Kの悲劇』でデビュー。1990年専業作家に。多彩で個性的な執筆活動を展開。225冊の著作を遺し、2012年5月14日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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