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吉本隆明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784833420426
ISBN 10 : 4833420422
フォーマット
出版社
発行年月
2013年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
258p;19

内容詳細

「正月支度」から「最後の晩餐」まで、吉本隆明、最後の自筆連載、「dancyu」食エッセイを単行本化。長女・ハルノ宵子、書き下ろし圧巻の追想文、40話を収録。

目次 : 正月支度/ 天草×東京=?/ 味についてあれこれ/ 黄金時代の味/ アジア的な香辛料/ 命の粉/ 豚ロース鍋のこと/ 白菜ロース鍋論争/ かき揚げ汁の話/ 恐怖の父の味〔ほか〕

【著者紹介】
吉本隆明 : 1924年、東京・月島生まれ。東京工業大学工学部電気化学科卒。詩人、文芸批評家、思想家。日本の戦後思想に大きな影響を与え「戦後思想界の巨人」とも呼ばれる。2012年3月16日逝去

ハルノ宵子 : 吉本隆明の長女。漫画家。妹は作家・よしもとばなな(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yuzuriha satoshi さん

    介護を続けてきた父親に続き母親も亡くなった直後のせいか感情の昂ぶりがそのまま追想文に現れている 彼女の心情よりも文章の書かれた背景をもっと知りたかった もう少し時間をおいてから書くべきだったと思う 吉本ばななの追悼文をまだ読んでいなかったなあ

  • Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】 さん

    吉本隆明氏最後の自筆連載に長女のハルノ宵子氏が追想文を寄せている。吉本氏の本は、私には難解なものが多いけれど、これは食や老いにまつわる内容を平易な言葉で、でも格調高く綴っている。よしもとばなな氏の姉にあたるハルノ宵子氏の追想文がまた洒脱で正直で愛情にあふれていて素敵だ。心に残った一節は、「シンカーは思想家であるかどうかわからないが、思想者であることは確かで、無意味なことに耐えることを身上にしているものを指している。中略。良いことばかりを決して言うまい、お説教は決してしないという戒律だけは守ろうとして・・」

  • シルク さん

    これまた、2年前、古い本を読む合間に書架で見つけた当たり本。……だけどこれまた、内容を覚えていない。ただ「心地よい読書だったな〜」ってだけ。よしもとばななのブログでしょっちゅう出て来ていた「お父さん」吉本隆明と、「姉」ハルノ宵子。「お父さん」は糖尿病で、「姉」はとてつもない量の御馳走をつくる、と。娘たちは父大好きで、彼が亡くなったときのばななさんのブログが「寂しいよ〜ん! もっとお父さんに甘えたかったよ〜ん。もっと生きてて欲しかったトホホ、しょぼ〜」みたいなんだったのが印象に残っている。感想は再読で。

  • pirokichi さん

    吉本隆明さんの食のエッセイ一篇ずつに、長女のハルノ宵子さんが書き下ろした一篇を加えた父娘共作の一冊。吉本さん晩年の作なので何とも味わいのある「じいじ」ぶりを発揮しており、そこにバンバン突っ込みつつ書くハルノさんの文章は、切れがありカッコよくあたたかくユーモラスで憧れる。毎年父親の誕生日にはコロッケを30個も揚げるハルノさん。吉本さんは最後となった87歳の誕生日にも3個平らげたという。「無理して時間をさいてしてあげた”つもりでも、最後まで子供は親からあたえられているのかもしれない」吉本家、いい家族だなあ。

  • Shimaneko さん

    著者最晩年のエッセイと長女の追想がペアになった実質上の共著。あの吉本隆明でも80を過ぎた頃はこうだったのかと、今の実父(88)の状態と重なり、かなり切ない。両親を相次いで看取ったハルノ宵子の燃え尽き感が他人事ではないだけに。

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人物・団体紹介

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吉本隆明

1924・11・25〜2012・3・16。詩人、批評家。東京生まれ。東京工業大学卒業。1950年代、私家版の詩集『固有時との対話』『転位のための十篇』で詩人として出発するかたわら、戦争体験の意味を自らに問い詰め文学者の戦争責任論・転向論を世に問う。60年安保闘争を経て61年、雑誌「試行」を創刊。詩作

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