原発 決めるのは誰か 岩波ブックレット

吉岡斉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784002709253
ISBN 10 : 4002709256
フォーマット
出版社
発行年月
2015年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
71p;21

内容詳細

「脱原発」を求める多数の声があるのに、政策の決定過程には反映されず、福島原発事故以前の原子力政策への回帰が進められている。政策を実際に決めているのは誰であり、本来は誰であるべきなのか。専門知識が求められる問題に、私たちはどう関わっていけるのか。科学技術政策を専門とする2氏の報告と、社会学者・政治学者を加えた4氏の討論を収載。

目次 : 第1章 原発政策はなぜ変えられないのか/ 第2章 どの価値を大事にしたいかという議論から始める/ 第3章 討論・いま、必要な議論は何か―「原発推進」対「原発反応」を超えて

【著者紹介】
吉岡斉 : 1953年生まれ。九州大学教授。科学技術史・科学技術政策

寿楽浩太 : 1980年生まれ。東京電機大学助教。科学技術社会学

宮台真司 : 1959年生まれ。首都大学東京教授。社会学

杉田敦 : 1959年生まれ。法政大学教授。政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    寿楽浩太先生によると、市民に委ねられるべきことは、これまで専門家に委ねてきた判断を丸ごと、自分たちが代わりに行うことではないということ(37頁)。宮台真司教授によると、日本の場合、包括集団の市民社会が存在しないのではないかと疑義を呈される(60頁)。国民主権を現憲法では規定しているのだから、原発を決めるのは国民の代表である国会議員の 責任は大きいと思う。そして、各省庁の行政や、自治体の瓦礫受け入れの可否の問題も、NIMBY で放射能のリスクシェアは結果的に、放射能拡散になりはしないか。難しい問題を孕む。

  • Noboru さん

    異なった視点や価値観の中での、建設的議論の在り方や体系を確立していく為の議論が展開されている点が、非常に興味深い著作です。原発に限らず、安全保障、沖縄基地問題、特定秘密保護法など、政治と国民の意見が水と油で平行線の水掛け論となっている現状において、一つの道筋を示すものであると思いました。その道のスペシャリストの専門知を活かしながら、主権を持つ国民にその問題の決定権を取り戻していき、協同的な活動としていく。本来有るべき姿であるはずなのに、日本ではなかなか獲得し得ないであろう難しい問題であると感じた。

  • ままごん さん

    どうして原発反対を国民の過半数が望んでいるのに再稼働に傾くんだろう。原発推進派と反対派がそれぞれ自分たちの土俵で議論をしてしまうという問題、技術者と一般の人との認識の違いという問題。言われてみればなるほど、と思いますがそれらをなんとか結びつけていくにはとてつもないマンパワーがいることでしょう。確かに話し合いは必要だけど、いったいどの程度まで議論を尽くしたら正しく結論が出せるんだろう。安保法案と問題点は同じだな、と感じます。

  • peace land さん

    それぞれが自分の立場にこだわって、ますます内向きになる。 北風と太陽の話の麗が興味深かった。 「どうせ国民は分かっていないのだから」と思わせないようにしなければ。

  • telephone さん

    どの価値を大事にしたいかという議論からはじめる必要がある、とのこと。

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