源氏物語の色辞典

吉岡幸雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784879405944
ISBN 10 : 4879405949
フォーマット
出版社
発行年月
2008年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,255p

内容詳細

「源氏」1000年の色彩が今、甦る。「源氏物語」を丹念に読みつつ、その「平安博物誌」と称賛される記述から、色と衣裳に関する部分を引き寄せ、往時の染色法そのままに再現した、“夢を見る”ような色彩辞典。

【著者紹介】
吉岡幸雄 : 昭和21年、京都市に生まれる。生家は江戸時代から続く染屋。昭和46年、早稲田大学第一文学部文芸学科を卒業後、美術図書出版「紫紅社」を設立。『根来』、『琳派』、『伊藤若冲』など多数の美術工芸図書を出版。『染織の美』、『日本の意匠』の編集長を務めるとともに、美術展覧会「日本の色」、「桜」などを企画、監修。昭和63年、生家「染司よしおか」五代目当主を継ぐ。染師福田伝士氏と二人三脚で日本の伝統色の再現に取り組む。平成3年に奈良薬師寺三蔵院にかかげる幡五旗を多色夾纈によって制作。同4年、薬師寺「玄奘三蔵会大祭」での伎楽装束四十五領を復元。同5年、東大寺伎楽装束を制作。天平の時代の色彩をすべて植物染料によって再現し、話題となる。平成14年、東大寺開眼一二五〇年慶讃法要のあたり、管長の紫衣、糞掃衣、鹿草木夾纈屏風、開眼の縷などを制作。ドイツ・ミュンヘン市共立手工芸ギャラリーで「染司よしおか―日本の染色芸術の極致展」、日本橋高島屋で「日本の色 天平の彩り」展、「甦る王朝の美 源氏物語の色」展などを開催。イギリス「シティ・オブ・ロンドン・フェスティバル」に出展、イギリス大英博物館やアメリカの大学での講義など、国内外で幅広く講演、展覧会をおこない、いにしえからの植物染の奥行きの深さとその美しさについて語っている。平成20年、成田国際空港第二ターミナル到着ロビーのアートディレクターをつとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あやの さん

    美しい!伝統的な染色方法で、こんなに美しい色が出せることに驚きました。ページをめくる度に鮮やかな色合いが目にとびこみ、なんとも幸せな気分……植物でこれほど綺麗な色が出ることにまず驚き、源氏物語の頃の貴族は思ったよりも鮮やかな衣装を着ていたことに二度驚きました。手紙も思っていたより濃い色合いの紙に書いていたのですね。どのページも染めた布の写真なので、襲(かさね)の雰囲気もよくわかり、本文や解説とともに楽しむことができました。ぜひ手元に欲しい!が、3300円は高い〜(泣)

  • しゅてふぁん さん

    『‘源氏物語’は紫のものがたりである』往時の染色法そのままに再現した色彩辞典。平安装束の襲の色目は本当に美しい。季節に合わせた色を重ねて着る、なんてお洒落なんだろう。この色彩感覚、素敵だなぁ。源氏物語には装束だけではなく、文をしたためる紙や包み紙、几帳、御簾等も色彩の記述がされている。当時は当たり前のことなんだろうけど、そのこだわり様は凄い。色彩を文章で説明されても、その知識がない私にはさっぱり見当もつかないので、実際に目で見て楽しめるこの本は最高です。手元に置いておきたい一冊。

  • ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪ さん

    香雪美術館に〈源氏物語絵巻〉を見に行った時に併設の図書室で発見した本♪〈源氏物語絵巻〉をみると平安時代の色が浮かび当時の着物にさらに興味を持ちました。この時代の人は二十四節気七十二候という非常に敏感な感性があったのですね。色の組み合わせ個人の好みや位っていうのも選ぶ要素だったのでしょう。

  • けいこ さん

    美しい。とにかく美しい。こんなにもきらびやかで鮮やかな色彩の衣を身に纏っていたなんて。紫式部の観察眼、美意識に脱帽する。雅な世界にどっぷりと浸かりながら読み進めると、登場人物のイメージとその色彩が見事にマッチする。花の宴の光源氏の衣装にため息。物語のおさらいや入門にもなるし、巻末の襲24種で、自分好みの襲を選ぶ楽しみもある。手元に残したい本。

  • こぽぞう☆ さん

    オールカラーの綺麗な本。かねてから、日本の古典を読むとき、衣装の素晴らしさが〜〜襲の一言で表されていることが多く、詳しく知りたかった。ちょっと高い本だったけど、手元に置きたい本。退色しないよう保管しないと。

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