毬子 吉屋信子少女小説選 5

吉屋信子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784843310625
ISBN 10 : 484331062X
フォーマット
出版社
発行年月
2004年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,257p

内容詳細

関東大震災で母を失い、異人館のフランス女性エルザに育てられた少女・毬子。エルザの突然の帰国により、引き取られた先は人売りの極悪人。売り飛ばされた芸者屋から逃げ出すが…。波瀾万丈の長篇少女小説。

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読書メーターレビュー

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  • はなちゃん さん

    昭和の香り漂う少女向けのお話。どんなに不運でも、物語の中の少女はキラキラして見えるものだ。この時代のこの年頃に読んでみたかった。

  • 青豆 さん

    関東大震災で母を失い孤児となった毬子。フランス人のエルザに引き取られ幸せに暮らしていたがエルザの帰国により養子に行く事になるが養子でなく芸者の置屋に売られる事が分かり逃げ出し旅芸人の一座に拾われる。様々な苦境を乗り越え最後には生き別れた父親と再会し、エルザが母親になるという想像しなかった事が起こるも大団円で終了。今まで読んだ吉屋作品と趣の異なる作品で少々面食らってしまった。

  • めめ さん

    とてもきれいに纏まった少女小説。関東大震災で孤児となった鞠子は、お琴とその母親に異人館に連れていかれる。お琴母子は異人館で住み込みで働いていた。その異人館のご主人の、金髪のエルザさんと共に暮らすことになる。騙されて売られたり、行方不明になったりなんなり、色々あるけど、最後はちゃんと幸せになる。それまでの過程が面白かった。「少女を狭い世界に閉じ込めていた当時の社会の仕組みの中で、少女に声援を送るために書かれた物語」だそうです。

  • schizophonic さん

    いままで読んだ吉屋先生の少女小説の中で、ヒロインの波乱万丈の振り幅が一番大きいんじゃないだろうか。ヒロインが不運な目に遭うのはお約束としても、旅芸人の親子に拾われて、世話になるなら何か芸をと特訓するんだけど、どうしてもうまいことダジャレが言えなくて泣いちゃうまでいくと、ちょっと楽しくなってきちゃいます。ほとんど善人しか出てこないけど、このヒロイン、特に同年代の少女たちからは、ずいぶんなかわいがられよう。そこんとこ百合百合しくて、吉屋少女小説群の中でけっこうお気に入りです。

  • 壱片時乃 さん

    『毬子』は、吉屋さんの本の中では描写がとてもさらさらとしていて、展開も早く読みやすい一冊です。波瀾万丈のストーリーがきわめて高い構成力で綴られており、読者を巻き込んで皆が幸せになる大団円は見事でした。

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人物・団体紹介

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吉屋信子

1896年新潟市生まれ。10代から20代にかけて発表した『花物語』が「女学生のバイブル」と呼ばれるほどの大ベストセラーとなる。流行作家として人気を博した。1952年「鬼火」で女流文学者賞、67年菊池寛賞受賞。73年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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