国盗り物語 1|前編 斎藤道三 新潮文庫

司馬遼太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101152042
ISBN 10 : 4101152047
フォーマット
出版社
発行年月
2004年01月
日本
追加情報
:
16cm,534p

内容詳細

世は戦国の初頭。松波庄九郎は妙覚寺で「智恵第一の法蓮房」と呼ばれたが、発心して還俗した。京の油商奈良屋の莫大な身代を乗っ取り、精力的かつ緻密な踏査によって、美濃ノ国を“国盗り”の拠点と定めた!戦国の革命児斎藤道三が、一介の牢人から美濃国守土岐頼芸の腹心として寵遇されるまでの若き日の策謀と活躍を、独自の史観と人間洞察によって描いた壮大な歴史物語の緒編。

【著者紹介】
司馬遼太郎 : 1923‐1996。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた’60(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。’66年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。’93年には文化勲章を受章。“司馬史観”とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、’71年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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道三は大名になるまでは親子二代で成し遂げ...

投稿日:2021/04/12 (月)

道三は大名になるまでは親子二代で成し遂げたことがわかっているので、それを知っていると完全なフィクションとなってしまうが、小説としては良くできている。

海尾水 さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • むーちゃん さん

    斎藤道三 アドレナリンびんびんの男という形容詞がぴったりかと。二巻に続きますがこれほど仕事が好きな人は珍しいし羨ましい 。

  • ちび\\\\٩( 'ω' )و //// さん

    戦国時代の初頭。京の御所の一角に一人の乞食(こつじき)あり。妙覚寺で〈智恵第一の法蓮房〉と呼ばれたその男は「国主になりたいものだ」と発心して還俗した。京の油商の莫大な身代を乗っ取り、緻密な踏査によって美濃の国を国盗りの拠点に定めた。策謀に策謀を重ね、知略に智略を練り上げ、用意周到、その精力的かつ大胆な行動と、権謀術数の限りを尽くし、一介の牢人から身一つで美濃国(岐阜県)の大名になった、信長の正妻・帰蝶の父。梟雄・斎藤道三の波瀾万丈の壮大な国盗り物語。

  • yoshida さん

    司馬遼太郎さんの戦国物は物語として心置きなく楽しめる。維新や明治の作品では司馬史観が入り、史実と物語を混同する可能性がある。時代が戦国ならば物語であり読物として純粋に楽しめる。京の学僧である法蓮房が還俗し、才知により京の豪商の身代を手に入れ、遂には美濃の守護大名の執事となる。一巻の終わりでの名は長井新九郎利政。後に美濃の蝮と呼ばれる斎藤道三である。仕える土岐頼芸の愛妾である深芳野を得るが、その胎内に宿る頼芸の子。後の斎藤義龍であり、斎藤道三の最後が見える。斎藤道三の梟雄としての魅力が存分に味わえる。痛快。

  • 遥かなる想い さん

    第11回(1973年)NHK大河ドラマ原作。斉藤道三の生き様がいきいきと描画されている。美濃の油売りから「国を盗る」という目標に向かって策略を弄する話は本当に面白い。「蝮」という異名にふさわしく、またその活力のようなものが全編におおわれている。斉藤道三に続く信長も明智光秀も強烈な個性があり、生き生きとしている。

  • やっちゃん さん

    博学な坊さんなのになぜか剣豪並みの武力、緻密な戦略家でありさらに男は経験豊富な童貞というとんでもない初期設定。不倫の言い訳が壮大で笑ってしまった。今のところ思うがままの人生楽勝モードだけどどうなるか。

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人物・団体紹介

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司馬遼太郎

1923(大正12)年、大阪に生まれ、大阪外語大学蒙古語学科を卒業。1959(昭和34)年『梟の城』により第42回直木賞を受賞。67年『殉死』により第9回毎日芸術賞、76年『空海の風景』など一連の歴史小説により第32回芸術院恩賜賞、82年『ひとびとの跫音』により第33回読売文学賞、83年「歴史小説の

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