ビジネスエリートの新論語 文春新書

司馬遼太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166611102
ISBN 10 : 4166611100
フォーマット
出版社
発行年月
2016年12月
日本
追加情報
:
200p;18

内容詳細

昭和30年、サラリーマン時代の司馬遼太郎が本名・福田定一の名で刊行した著書には、ビジネス社会で働く人々への、厳しくも励ましに満ちたエールが綴られている。組織を生きるとは、何が大切でどんな意識が必要なのか。古今東西の名言を引用して語る人生講話には、後年、国民作家と呼ばれる著者の、深い人間洞察が光る。“幻の司馬本”を単独では初の新書として刊行!

目次 : 第1部(サラリーマンの元祖/ 洋服をきた庶民/ 秩序の中の部品/ サラリーマンの英雄/ サラリーマン非職業論 ほか)/ 第2部(二人の老サラリーマン/ あるサラリーマン記者/ 「司馬遼太郎」誕生のころ)

【著者紹介】
司馬遼太郎 : 大正12(1923)年、大阪市に生れる。大阪外国語学校蒙古語部卒業。昭和35年、『梟の城』で第42回直木賞受賞。41年、『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。47年、『世に棲む日日』を中心にした作家活動で吉川英治文学賞受賞。51年、日本芸術院恩賜賞受賞。56年、日本芸術院会員。57年、『ひとびとの跫音』で読売文学賞受賞。58年、「歴史小説の革新」についての功績で朝日賞受賞。59年、『街道をゆく“南蛮のみち1”』で日本文学大賞受賞。62年、『ロシアについて』で読売文学賞受賞。63年、『鞭撻疾風録』で大佛次郎賞受賞。平成3年、文化功労者。平成5年、文化勲章受章。平成8(1996)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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司馬さんが本名「福田定一」の名で刊行した...

投稿日:2017/08/26 (土)

司馬さんが本名「福田定一」の名で刊行したこの著作は、書かれている内容も興味深いのですが、発展途上の文体が後年の司馬さんと違っているのが面白いです。いわば「坂の下の文」ですが、鋭い観察力や豊富な知識は、さすがです。

テリーヌ さん | Hyogo | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO さん

    さまざまな古典から司馬さんがサラリーマンへの知恵のようなものをまとめたものです。題名があまり、という気がします。昔の再出版のときの題名らしいのですが、わたしはビジネス・リートという言葉があまり気に入らず一番最初の題名でよかったのではないかと思われます。かなりこのようなものを書いていくときに司馬さんはかなり昔の人のことを勉強されたんであろうな、という気がしました。

  • おしゃべりメガネ さん

    ちょっと思ってたイメージとは違った一冊でさらさらと読了してしまいました。もう少しサラリーマンの哲学みたいなモノを分かりやすく書いてくれてるとあらりがたく感じれましたが、正直私には難易度が高かったかなと。それでも中盤以降は少し慣れたのか、前半よりはアタマにやっと文章が入ってくるようになりました。年月を経て、サラリーマンのスタイルが基本変わらないトコもあれば、昔とは大きく変わってしまったトコもあると思われます。決して'ビジネスエリート'になりたいワケではありませんが、こうした一冊から何か一つでも学べたらなと。

  • サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥 さん

    本名の福田定一名義で昭和三十年に出版された『名言随筆 サラリーマン』の新装普及版(昭和47年)を復刊したもの。古今東西の金言名言を元にサラリーマン稼業について論じたエッセイ。くだけた感じの文体は若さを感じる。その一方、30歳にしては随分と達観したものの見方。60年も前に書かれたものだけど、今でもなるほどねと思う事もあり、当時も今もあんまり変わっていないのかな。サラリーマンの元祖が大江広元っていう見方は面白い。タイトルは最初のタイトルの方があっているかなぁ。司馬遼太郎の原点とも言える一冊。★★★+

  • ehirano1 さん

    司馬さんがサムライをディスっているのに驚きました。しかし司馬さんは「日本のサラリーマンの原型をサムライに求めた(p14)」と記載されています。最後まで読んでもちょっとこの辺は消化不良なので再読します。

  • びす男 さん

    組織のなかで、どう身を処していくか...。方々からいい言葉を引いてくるし、その言葉を相対化してしまうような章をしっかり設けているのもいい。やっぱり面白いなぁ。新聞記者にまつわるエピソードには、身につまされるものがあった。処世のためと言えばあまりに小さく感じてしまうが、司馬さんの人間学の一つと思って読むと味わい深いものがある。

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人物・団体紹介

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司馬遼太郎

1923(大正12)年、大阪に生まれ、大阪外語大学蒙古語学科を卒業。1959(昭和34)年『梟の城』により第42回直木賞を受賞。67年『殉死』により第9回毎日芸術賞、76年『空海の風景』など一連の歴史小説により第32回芸術院恩賜賞、82年『ひとびとの跫音』により第33回読売文学賞、83年「歴史小説の

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