ヒメアノ〜ル 6 ヤンマガKC

古谷実

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784063618815
ISBN 10 : 4063618811
フォーマット
出版社
発行年月
2010年04月
日本
追加情報
:
184p;19

商品説明

峻別なき凶行の果て!予測不能の結末!最終巻!!

自らの愚行と思わぬ妨害で、行き場を失った森田は、最終目的を遂行のため、無計画のまま行動を起こす。漂う魂のたどり着く先にあるモノは!?

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読書メーターレビュー

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  • かに さん

    完結。そういう終わり方か。なんとも言えない読後感。人に勧めたくなるような漫画じゃないけど、なんか後味悪いけど、なんか残る。異常殺人者の苦悩の物語といった感じ。誰かが書いてたけど、最悪のハッピーエンド。そんな感じ。映画は…みたいかも。

  • ぐうぐう さん

    『ヒミズ』以降の古谷実作品は、それぞれが独立した物語でありながらも、連続した流れを感じさせる。つまりそれは、物語の単純な完結による新連載の始まりなのではなく、それぞれがひとつの世界の片隅で絶えず起こっている物語であり、さらには私達の頭の片隅で息衝いている物語であるということだ。だからこそ、『ヒメアノ〜ル』の物語も、厳密には完結してない。この世界のどこかで、そして私達の内部で、今も続いている。

  • たっきん さん

    唐突な終わり方でしたが、森田はちゃんと捕まったみたいだし、主役の2カップルは続きそうだし良かったかな。森田のモノローグは実際の殺人鬼の思考を覗いているようでこわかった。ただただ自然にああいう考え方と行動をする人間に自分が生まれてしまったらどうなるんだろうと考えさせられた。殺人鬼の話が好きなので面白かったです。自殺しておわりなのかなーと思っていたけどあのラストで良かった。

  • 林 一歩 さん

    6巻一気読み。『ヒミズ』は衝撃を受けたけど、こうも同様のテーマが続くとなんだかなって感が強くなり、正直読み続けるのがしんどかった。突き抜けたギャグマンガはもう描けないのかしら。

  • 匙(飯匙倩) さん

    最終話を読んで、この作品が傑作だということは既に知っていたのだけれど、いざこうして読み通してみるとやはりなんとも言えず感慨深い。ここには日常も非日常も、平凡も非凡も、常識も非常識もない未分の世界がただただ普通に広がっている。黄色信号が勝手に点滅しているけれど、注意して進む者もいれば、端から眼中にない者もいる。そもそも運転ができない者だっている。そういう交差点の上で(下で?)試されるように生きている。ヒメアノ〜ルとは恐らくそうした者全員のことで、その意味で人はただ、「異常」をも「日常」として生きるしかない。

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人物・団体紹介

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古谷実

1972年3月28日生まれ。埼玉県出身。’92年、『行け!稲中卓球部』にてデビュー。ギャグ漫画としては異例の爆発的ヒットで、単行本全13巻で、累計2500万部を突破。’96年、同作で第20回講談社漫画賞受賞

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