CD 輸入盤

『スペインのフォリア』 パニアグワ&アトリウム・ムジケー

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMA1951050
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

パニアグワ / 『スペインのフォリア』

『古代ギリシャの音楽』と並ぶパニアグワの大傑作がmusique d'abord に登場。フォリアというのはスペインの古い舞曲の形式ですが、この言葉には「熱狂」とかさらには「バカ」という意味もあります。鬼才パニアグワは、出だしこそ神妙にフォリアを奏でるものの、おバカな想像力をどんどん誇大妄想的に広げ、意味不明なまでに徹底的に暴れています。そのシュールで刺激に満ちた世界は、冗談音楽を遥かに突き抜けた独自の芸術。録音から四半世紀が経ったというのに、いまだ初めて聞いた人がとてつもない衝撃を受けてしまうという迷盤中の名盤です。(キングインターナショナル)

「スペインのフォリア」
生命の泉/天使的早発性痴呆の/ソファミレドによる/途方もなき/微小なる栄光の/ガラスの/フォリアに寄せる祈り/名声は飛んで行く/レモン風・南欧風/肝要なる・根元的の/正調インド風/逆流的/貴族的倹約の/繊細なる/深き淵より/壁の外に/通俗的なる/人々に知られざる/そこはかとなくやわらかき/北欧的にして荒涼たる/平凡にして 金色なる/いとも 高貴なる/退嬰的かつ退廃的なる/牧人らの/数学的:怒りの日/黄昏の/無名の/わが霊魂は悲し/武装せる強き騎馬兵の/大胆の:運勢は助く/包皮なき/協会風の/劇場風かつ偽善的の/田園の/いまひとつの完全にインド風な/12.天界的忍耐の/偽装的逃亡および凱旋の車

アトリウム・ムジケー
グレゴリオ・パニアグワ(指)

録音:1980年6月

収録曲   

  • 01. Atrium Musicae De Madrid - Fons Vitae - Dementia P
  • 02. Atrium Musicae De Madrid - Extravagans - Laurea Mi
  • 03. Atrium Musicae De Madrid - Oratio Pro-Folia - Fama
  • 04. "Atrium Musicae De Madrid - Principalis, Fermescens"
  • 05. Atrium Musicae De Madrid - Parsimonia Aristocracia
  • 06. Atrium Musicae De Madrid - Subtilis - De Profundis
  • 07. Atrium Musicae De Madrid - Vulgaris - Sine Populi
  • 08. Atrium Musicae De Madrid - Nordica Et Desolata - A
  • 09. Atrium Musicae De Madrid - Nobilissima - Degradans
  • 10. Atrium Musicae De Madrid - De Pastoribus - Mathema
  • 11. Atrium Musicae De Madrid - Theatralis Et Hipocrita
  • 12. Atrium Musicae De Madrid - De Tolerentia Artherea

ユーザーレビュー

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フォリア (folia)というのは、曲名ではな...

投稿日:2012/06/01 (金)

フォリア (folia)というのは、曲名ではなく音楽の1形式であり、Wikipediaによれば、「 イベリア半島 起源の 舞曲で、15世紀末の ポルトガル あるいは スペイン が起源とされるが、いずれかは定まっていない。 サラバンド と同じく3拍子の緩やかな音楽。フォリアとは、「狂気」あるいは「常軌を逸した」という意味があり、もともとは騒がしい踊りのための音楽であったことが窺われるが、時代を経て優雅で憂いを帯びた曲調に変化 した」とある。 「音の世界遺産」ができたら、一連のパニアグワ氏の仕事を真っ先に登録申請したい。ワタクシのパニアグワ遍歴はこの一枚のLPから始まった。そして、手に入る限りの盤を聴き、パニアグワ病を進行させてきた。 LP盤では、A面が車の爆走中で終わっていて、オートでアームが上がらない限りえんえんと走り続ける―というはた迷惑もパニアグワ氏は平然とやってのける。 とはいえ、氏はただの冗談と、はた迷惑だけの人ではない。このメロディーのそこはかとないメランコリーはどうだ。手元を離れた風船がいくつもいくつも、いわくいいがたい哀調を帯びて上がっていく―。 LPでは感じなかったが、CDではカッティングレベルがかなり低い。そのため、この盤の広大なダイナミックレンジに浸ろうと思えば、相当ボリュームを上げなければならない。 そうすると、ドカーンときた時が恐ろしくて、ひやひやものである。ツイーターよ、風船といっしょに飛んでうれるな。笑いと恐怖の競演になる。 愛用のアンプはサンスイのプリC-2105 VINTAGE。スピーカーは音圧93dbというJBLのS3800なので、メモリの位置を30まで上げるソフトはめったにない。その分、響きはかなり深い。 しかし、いくらなんでも(8)の4分を過ぎたあたりからは、いかな大音量好きでも、もうボリュームレベル30というわけにはいかない。36に下げる。 この人、よほどサービス精神の旺盛な人なのだろう。思いつくままなのか、思考に思考を重ねての結果なのか、出るわ出るわ。車、風船のほかに、ピストル、オルゴール、鐘、雑談の人声に、馬鹿でかい笑い声、と盛りだくさん。 音の品性(?)はLPで聴いていたときよりずっとおとなしく、繊細な感じがして、その点がCDでは物足りない気がする。あの、やんちゃで、荒削り、傍若無人、非常識な音が今となっては恋しくもある。 フィナーレはやはり車。大きな音でドアがバタンと閉まり、ひとまず走り去ってから、何を思ったのかクラクションを鳴らしながら、また戻ってきておしまいになるという手のこみよう。 パニアグワ氏の快挙、いや怪挙。これを「音の世界遺産」に推さないという手があるものか。

音の手帖 さん | 山口県 | 不明

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これは笑えます。かなり。

投稿日:2006/12/21 (木)

これは笑えます。かなり。

七海耀 さん | さいたま市 | 不明

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