維新の商人 語り出す白石正一郎日記

古川薫 (小説家)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784620324807
ISBN 10 : 4620324809
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
追加情報
:
252p;20

内容詳細

安政4年11月12日夜。西郷吉之助(隆盛)が白石正一郎邸浜門(下関)のトビラを叩いたときから、幕末史は旋回した。百を超える志士たちと交流し、彼らのパトロン的存在となった白石正一郎。一枚の肖像すら残さず、激動の日々をつづった日記だけを遺し、歴史の中に消えた「維新の商人」の正体とは?半生の冒険が刻まれた『日記中摘要』に広がる背景世界と、往来する人々の息づかいを珠玉の筆致で描いた、圧巻の維新群像!

目次 : 第1章 浜門/ 第2章 煙はうすし/ 第3章 内憂外患/ 第4章 山河燃ゆ/ 第5章 落花斜日/ 第6章 仁人君子の荒野

【著者紹介】
古川薫 (小説家) : 1925年生まれ。山口新聞(みなと山口合同新聞社)に入社。編集局長を経て、1965年から作家活動を始め、90年オペラ歌手藤原義江の伝記小説『漂泊者のアリア』で第104回直木賞を受賞。1991年、山口県芸術文化振興奨励特別賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • クサバナリスト さん

    白石正一郎、幕末小説には必ず登場するが、商人ということだけしか知らなかった。本書で、白石も志士のひとりであり、後に赤間神宮の宮司になったことを知った。また、奇兵隊等が戊辰戦争後、『尾大の幣』として弾圧があったことを初めて知った。

  • 逢日 さん

    古川薫氏追悼。五月五日永眠の事。死ぬ前に白石正一郎を書かねばならないと仰せだったそう。病床での上梓ときき、古川薫氏が愛された長州の英雄が病に伏しながら小倉戦を指揮した姿に重なる。さて、白石正一郎日記。私情を排除した記録から維新の激動を感じる。付随、中山暗殺、柊刑場の惨劇に衝撃を受けた。維新のタブーとして、氏が書かねば霧消したであろう。忘れてはならない維新の負の記録を残してくださった。

  • りんふぁ さん

    複写で歯抜けのように残った日記だけども。どれだけ多くの志士と呼ばれる方々の力になってあげたのだろう。影ながら大きな支えだっただろう。

  • ブルドック さん

    幕末から明治維新へ。世の中の仕組みが劇的に変わる、その場に立ち会っていた商人・白石正一郎。彼の日記から、長州藩を中心にした維新の舞台裏が生々しく伺える。やはり、「全ての人々が傷つかずに劇的な変化を成すと言う事はありえないんだ」などと、至極真っ当な感想を持ちました。

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古川薫 (小説家)

1925年山口県下関市生まれ。山口大学卒。山口新聞編集局長を経て、文筆生活に入る。91年に藤原義江を描いた『漂泊者のアリア』で直木賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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