ロッパ食談 完全版 河出文庫

古川緑波

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309413150
ISBN 10 : 4309413153
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
追加情報
:
274p;15

内容詳細

粋でインテリ、喜劇役者のロッパさん。「日本ゴキゲンなりし頃」戦前の美食に心馳せつつ、戦争が終わり街に戻ってきたシャリアピン、タンシチュウ、ハムバーグ、トンカツ、牛鍋、餃子など和洋中華に舌鼓うちまくり。「糖尿病に栄光あれ」と叫びながら食べ続ける食への執念。シャレた食談45篇。

目次 : 洋食衰えず/ 日本の幸福/ 再び洋食衰えずの巻/ 下司味礼讃/ 想い出/ 珍食記/ 食書ノート/ 新版洋食記/ 駄パンその他/ うどんのお化け〔ほか〕

【著者紹介】
古川緑波 : 1903年東京生まれ。喜劇役者、エッセイスト。男爵家の六男に生まれ、編集者から喜劇役者に転身。声帯模写で人気に火がつき「エノケン・ロッパ」の一時代を築いた。1961年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ユメ さん

    私が古川緑波氏の名前を初めて目にしたのは、日本史の教科書上のことであった。よって、彼が喜劇俳優だということは知っていても、その実体にはぼやんと靄がかかっていて、あくまで歴史上の人だったのだ。だが、この本を読んだことによってロッパ氏は食談の人となり、急に親しみが湧いてきた。ロッパ氏の食談は、本人が楽しんでいるからこちらも聞いていて愉快なのである。「僕は、命のある限り、食べます」この突き抜けた食い意地がいい。食に関する本を紹介する「食書ノート」は、つい本に出てくる料理に注目してしまう私としては大いに共感した。

  • 傘緑 さん

    「僕は酒飲みだから、甘いものの方は、まるでイケないんじゃないか…ジョ、冗談言っちゃいけません…糖尿病という、高級な病を何十年と続けている始末」「わが糖尿病に栄光あれ」自らの好いた病に死に水を取られる、こんな贅沢なことはないな、と笑いながら読み進める。今週私の読んだ本のなかで最もイグノーベル文学賞に近い作品w人生の悦びは食とともにありの食道楽の健啖家。美食家というより笑いとともに食べる楽食家による大食漫談。解説は落語立川流原理主義者・志らく、談志とロッパの食えない関係をガブリと書いてしまいました(なんてネ)

  • showgunn さん

    昔の人の食い物の話は本当に楽しい。◯◯は昔はよかったけど今はダメだ、なんて話は直接聞かされたら閉口するばかりだけど文章だととても楽しく読める。本人も健啖家として有名だっただけあってとても楽しそうに書いていて、やはり人は好きなもののことを書いたときの文章が一番良いのである。 水之恵滝子のうどん好きぶりを書いた文章で「そのうどんファンぶり(ドン・ファン)に非ず」とかこういうどうでもいいような小ネタを織り交ぜてくるところとか本当に最高。 そして立川志らくの解説は自慢話ばかりで最悪。

  • くさてる さん

    面白かった!昔の人のコメディアンという印象しかなかった著者でしたが、とても軽やかで気取りのない、なのに知性を感じさせる文章を、まさにおいしく頂きました。戦前の美食の世界にはじまり、戦後、たくましく甦ってきた数々の美食についてに蘊蓄を楽しめます。太平洋戦争前の日本の豊かさのイメージが沸き起こる文章が、素晴らしいです。

  • 仮面堂 さん

    通勤バスの時間潰しに借りたのですが、登場する店名に何となく見覚えが。戦前〜戦後を舞台にしたミステリなどで見かけたようなうろ覚え。それで俄然と興味が湧き、面白く読了出来ました。ユーハイムは古い店だと漠然と知っていましたが、ドンクも戦前からあるのだとはちょっと驚き。

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人物・団体紹介

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古川緑波

1903年東京生まれ。喜劇役者、エッセイスト。男爵家の六男に生まれ、編集者から喜劇役者に転身。声帯模写で人気に火がつき「エノケン・ロッパ」の一時代を築いた。1961年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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