ジブリの授業 語りえぬものたちの残響と変奏に耳を澄ます

古川晴彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865980455
ISBN 10 : 4865980458
フォーマット
発行年月
2017年12月
日本
追加情報
:
240p;20

内容詳細

ジブリ映画から聴こえてくる、〈近代〉に閉じ込められた多層的な〈声〉を生徒たちと掘り起こす授業の記録

高校生と教師が〈教わる者〉〈教える者〉の垣根を超え、主体的に議論する「ジブリの授業」は12 年にわたって続いている。ジブリ映画には、忘却された様々な記憶が封印されている。映画から聴こえてくる〈声〉に耳を傾けながら、教師と生徒が授業で熱く語り合う中から生まれたジブリ論。

◇ 収録作品『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』『風立ちぬ』『風の谷のナウシカ』

◇ 章末に授業で登場したキーワード集を付す。

【キーワードの一部】
比喩と隠喩―ハンセン病患者の記憶/ 不思議の国の町の無国籍性と多国籍性/労働とアイデンティティ/言霊思想とアニミズム/荒川修作の『養老天命反転地』と身体感覚/他者性の獲得/血と清め/中心と周縁/抑制される「火」・戦争に使われる「火」/ナルシシズムとルサンチマン/まれびととして津波を呼ぶ人面魚/生と死/輪廻・円環する世界/ニライカナイ/男性論理・女性論理/母親のかたち/潜在するコンプレックスの解消/風の意味するもの、ほか…

【著者紹介】
古川晴彦 : 1980年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科日本語日本文化専攻博士後期課程単位取得退学。慶應義塾高等学校教諭(2006年から現職)。専門は日本近代文学、音楽評論。第22回ディベート甲子園最優秀指導者賞受賞(2017年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ソラ さん

    作品の見方を決めつけず、淡々と映画から読み取れるものを掬い上げ論じていくところがよかった。あっさり読めてしまうけれど、もう一度作品を見てから読んでみたい。ジブリ作品は何度となく鑑賞しているが、気づかなかった視点があったり、感覚的に思っていたことを言語化してくれて面白かった。いつでも新しい発見があり、私たちの心を掴んで離さないジブリは本当に偉大だ。

  • h1r04 さん

    まあ、ジブリのジェンダー観はやっぱり疑問符が付くよねえ

  • やま さん

    講習の準備。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

古川晴彦

1980年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科日本語日本文化専攻博士後期課程単位取得退学。慶應義塾高等学校教諭(2006年から現職)。専門は日本近代文学、音楽評論。第22回ディベート甲子園最優秀指導者賞受賞(2017年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品