基本情報
内容詳細
志ん生“膨大”の全48巻+αとなるシリーズである。ニッポン放送やNHK、東宝名人会、文化放送などに残されていた音源からのセレクションによるシリーズだ。その第1期となる今回は、昭和30年代の放送音源による15タイトルで、ニッポン放送音源がほとんど。その多くがマスター音源にまで遡ってリマスタリングが施されている。道具屋夫婦のやり取りが演じられる「火焔太鼓」の31年(第1集)とサゲが異なる33年(第2集)のヴァージョンが聴け、第6集では「三軒長屋」が上・下で44分余も収録されている。圓朝噺の「牡丹燈篭」は「お露新三郎」と「お札はがし」が第10集で聴ける。登場しての“えーっ”と客の呼吸をはかる間合いとりで、ニャッとさせる。放送ということもあって、尺合わせと思われる多少乱暴な面もあるが、それが予想外にスピード感のある展開の噺となっている。時として、息子の志ん朝を思い出させる口調がみえたりもして、親子だな〜と思わせたりもする。上方噺の「はてなの茶碗」と江戸ものが京都見物に出かける「祇園祭り」の組み合わせが面白い第7集など、何度聴いても飽きない志ん生の破天荒な芸を堪能できる。(民)(CDジャーナル データベースより)
収録曲
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01. 火焔太鼓 (長屋噺)(滑稽噺)
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02. 黄金餅 (滑稽噺)(圓朝作品)
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03. 後生うなぎ (滑稽噺)(禁演落語)
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04. どどいつ / 小唄 (音曲噺)
ユーザーレビュー
人物・団体紹介
古今亭志ん生 (五代目)
〈古今亭志ん生〉1890-1973年。神田生まれ。落語家。37年、五代目古今亭志ん生となる。「お色直し」で芸術祭賞受賞。紫綬褒章、勲四等瑞宝章受章。著書に「なめくじ艦隊」「びんぼう自慢」など。
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