詩への小路

古井由吉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784879956606
ISBN 10 : 4879956600
フォーマット
出版社
発行年月
2005年12月
日本
追加情報
:
22cm,250p

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    お気に入りさんがリルケの本関連で紹介してくれましたので手に取りました。もともとドイツ語の先生をされていた古井由吉さんなので訳はお手の物であったような気がします。リルケばかりではなくほかの作家の詩の訳もあったりしてかなり楽しめる本でした。「ドゥイノの悲歌」の訳詩が後半を占めています。もともと1だけを訳そうと思っていたのが最後の10まで訳されたようです。私は手塚富雄先生の訳を読んでいましたが、この古井さんの訳も趣がある感じでした。

  • 燃えつきた棒 さん

    難しい。自分がいかに詩の門外漢かということを思い知らされる。 おまけにリルケの「神」がらみの詩とくれば、「神」の概念が「バカの壁」になってしまうので、なおさらだ。 どうやら僕は、この本にも選ばれていないようだ。 突然、まったく理解できない言葉を話す人々の中に舞い降りた、カリンティ・フェレンツ「エペペ」の主人公ブダイの孤独を感じてしまう。 この作家は、僕には高級過ぎるのだろうか? 僕の感性は鈍麻してきているのだろうか?

  • yumiha さん

    「ドゥイノ・エレギー訳文」以外を読んだ。なんかなじまない訳だと思いながら、そのまま我慢するしかない者にとって、原語を自分で訳すことができる才能は、うらやましい。でも古井由吉は、棒訳(棒読みならぬ?)とか試文とかと謙遜されている。だからではないが、『仮往生伝試文』のテーマと共通するドイツ語の訳文だと感じた(※個人の感想です)。本書すべてにその雰囲気を感じるのだが、特に「生きながら」の章に色濃い。楽しませていただいたのは、夏目漱石の漢詩についての「折角の犀」。

  • yumiha さん

    『マチネの終わりに』(平野啓一郎)に参考文献として本書が挙げられていた。『マチネの終わりに』に引用されていたのは、「ドゥイノの悲歌」。それで、本書のドゥイノ・エレギー訳文(古井由吉による訳)だけ読んだ。ふだん詩を読み慣れていない者にとっては、難解だった。

  • ぞしま さん

    難解で晦渋ではあるが魅力的。詩の試訳と、それに付随するつぶやきのような独白のような体裁で書かれている。その深みが詩を味わうことの奥深さを教えてくれているようだ。一篇の詩から、かくも多様な思惟をめぐらすことが出来るのかと羨望と驚愕の気持ちを禁じえない。メディテーショナルでありながら、閾を軽やかにまたいでしまうような所もあって、蓋しそれは筆者自身の魅力でもあるのだろう。少しずつでも私も良い読み手になれるように頑張ろうと思う(自己満足のために)。リルケのドゥイノの悲歌の訳は、ちょっと凄すぎるので読んでほしい

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人物・団体紹介

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古井由吉

1937年、東京生まれ。68年処女作「木曜日に」発表。71年「杳子」で芥川賞、80年『栖』で日本文学大賞、83年『槿』で谷崎潤一郎賞、87年「中山坂」で川端康成文学賞、90年『仮往生伝試文』で読売文学賞、97年『白髪の唄』で毎日芸術賞を受賞。2020年2月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲

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