夢の器 原民喜 初期幻想傑作集

原民喜

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784779124747
ISBN 10 : 4779124743
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;22

内容詳細

原爆小説で知られる原民喜の初期傑作!死と夢に隣り合った名作が新装にて甦る!原民喜の文学はいかなるプロパガンダも容認しない彼自身のものであり、さりとて私小説の枠を超えた普遍的な文学空間だったのである。「夢」「死」「幼児回帰」が透明な文体によって紡ぎ出される幻想的で異常性をもった世界に浸ってみたい!独特な“民喜用語”も味わえる。

【著者紹介】
原民喜 : 1905(明治38)年11月15日、広島市幟町生まれ。慶應義塾大学卒業。1935(昭和10)年、『焔』を自費出版。四〇歳で敗戦を迎え、英語講師などをしながら『三田文学』の編集にも関わる。1948(昭和13)年、「夏の花」で第一回水上瀧太郎賞を受賞する。1951(昭和26)年3月13日、吉祥寺〜西荻窪間にて自死。享年四五歳

天瀬裕康 : 作家。1931年、広島県呉市生まれ。岡山大学大学院医学研究科内科学修了。医学博士。日本ペンクラブ会員、日本文藝家協会会員、『広島文藝派』同人、日本SF作家クラブ会員。1969年8月、日本SFファンダム賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いちろく さん

    とある試験の出題キッカケで興味を持った作家。出身や被爆体験に由来する活動をはじめ、広島に縁深い作家と知り驚く。何なんだこれは!と思えた感覚をはじめ、人の生き様そのモノにも訴えかけられる内容もあった。それ故か、作風の新旧に関わらず、時を経ても読み継がれる内容でもあるとも思えた。

  • グラコロ さん

    どの作品も死の影が色濃いのは、このひとの血縁者の多くが病気などで夭折したり、このひと自身が自死したからか。鬱々とページを繰るのがなかなか進まない、が、儚くも美しい物語のなかに時おり振り切れたような、熱病による悪夢のようなとんでもないシュールな世界が展開するのがこのひとの唯一無二の魅力かもしれない。

  • 葵衣 さん

    初期の作品を読む限りでは、透明感のある文章だと思った。「死と夢」に収録された作品には、悪夢の中をぐるぐると引っ張り回される怖さと気味の悪さを感じた。反対に「幼年画」の収録作品には、無邪気な幼年期の何気ない日々の温かさがじんわりと感じられた。特に好きな作品は、「童話」「貂」「不思議」「招魂祭」「面影」。

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