初期独特なサウンドやジャージーポップからリズミカルなサウンドまで幅広く楽しめる最高のＢＯＸです

独特のアンニュイセンチメントな世界観は今聞いても鮮やかで、南佳孝独特のものです。 シティポップに括られますが、そんな枠には到底収りません。 南ワールドともいうべきものです。 憂愁に浸りたいときに聞きたくなる一枚です。

郷ひろみの「モンローウオーク」もいいが、南佳孝の本家本元がもっといい。 今、シティポップが再認識されているが私にとってのBESTシティポップが南佳孝です。このアルバムを聴けばわかる！

記憶によれば40年ほど前のアルバムと思われますが、10代だったので買うこともありませんでした。ただ、レコード店からキャンペーンでもらったジャケット柄のステッカーを自室のゴミ箱に貼った記憶だけが鮮明で、長年その音楽が気になっていました。先日中古レコード店でそのレコードを手に入れたのですがビックリ。今聴いてもオシャレでそれを考えると偉大な作品であったと思うと、ゴミ箱に貼ったりしてごめんなさい。

「おいらぎゃんぐだぞ」シングルバージョンやライヴ音源を追加した４５周年記念盤ということで買ってしまいました。しかも税抜き１０００円ときています。リアルタイムを知らない世代ですが、なるほどとうなずいてしまいました。

「モンロー・ウォーク」とか「スローなブギにしてくれ」を聴いてからのファンなので、初期のものからたっぷりと聴くことが出来るこのオールタイムベストを購入しました。思った以上のボリュームで時間をかけてじっくりと聴いています。最高です。

1981年にリリースされた6枚目のアルバムです。やはりこのアルバムのハイライトは「スローなブギにしてくれ」だと思います。南佳孝が同名の角川映画のオリジナルサウンドトラックも担当していたので、映画の内容ともバッチリ合っていて、何回聴いても飽きのこないアルバムだと思います。彼はジャズの素養もあったので、ジャズのコード進行なども取り入れた曲もあり、その曲を聴くと心が和む感じがします。

このアルバムを３０年以上聞き続けてきたけれど、まったく厭きない。 デジタルとアコーティック、情熱とクール、気障とお茶目などなど相反する事が 素敵に同居している。 レコード時代のA面、Ｂ面の構成もバランス良く完璧とも言える。 夜のドライブのお供に欠かせない相棒です。 松本隆の詩と、ミュージシャン達の演奏も、本当に決まってます！

［2013.8.3現在の発売前レビューです］デビュー４０周年のベスト盤。実に４枚組、本人の年齢と同じ６３曲収録予定とのこと。 「モンロー・ウォーク」と「スローなブギにしてくれ」以外、必ずしも広く知られてないのが残念だが、この人の曲は非常に幅広く、かつ、いい意味で昔から変わらない。 昨年から今年にかけて、大御所の４０周年ベスト盤が相次いでいるが、こういった人たちがほぼ同じ時期にデビューし、かつ現在まで活躍されているのは、改めてたいへんなことであると思う。 一部メディアには、すでに収録予定曲も掲載されているが（検索すればいくつか見つかります）、４枚組という受け皿とはいえ、多大な作品からここまで絞り込んだご本人に敬意を表する。 曲数だけでなく曲調も非常に幅広い中で、まさに選曲ワザといえるのではないか。 とはいえ、長年聴かせてもらっている者としては、正直入らなかった曲に寂しさを感じるのもまた事実である。 こういった企画に対して、あの曲この曲が入ってない、というのは野暮というものだが、未収録曲の中にも、広く聴かれないことがもったいない作品が多数あるので、ほんの一端ではあるがご紹介したい。興味があれば、これらも聴いてみていただきたい。 ※惜しくも今回未収録の作品（ほんの一部） ・勝手にしやがれ[摩天楼のヒロイン] ・忘れられた夏（シングル・バージョン）[GOLDEN J-POP / THE BEST南佳孝] ・ワンナイト・ヒーロー[SOUTH OF THE BORDER] ・渚にて[SPEAK LOW] ・デ・ジャ・ヴー[SILKSCREEN] ・オンリー・ユー[SILKSCREEN] ・夏服を着た女たち[SEVENTH AVENUE SOUTH] ・突然炎のごとく[LAST PICTURE SHOW] ・テイスト・オブ・ハニー[VINTAGE] ・柔らかな午後[VINTAGE] ・行きずりの恋[東京物語] ・風の旅人（シングル）[GOLDEN BEST / SINGLES 1978-1993] ・素顔[どこか遠くへ] ・葡萄色の町[どこか遠くへ] ・Bottom Line[NEW STANDARD] ・Prisoner[NEW STANDARD] ・ファベーラの冬[NEW STANDARD] ・リオの少女[SKETCH OF LIFE] ・冬のアメリカン チェリー[PURPLE IN PINK] ・壊れたラブ・ストーリー[PURPLE IN PINK] ・Step to Heaven[ROMANTICO] ・雨の魚[ROMANTICO] ・Immigration Man[SMILE ＆ YES] ・愛・素直に[SMILE ＆ YES]

　新技術披露のタイミングで復刻を果たした１枚で、ブレイクの契機となった「モンロー・ウォーク」など、いくつかのキーとなる楽曲を含む好盤ですが、個人的なターゲットは４曲目の「渚にて」、これに尽きます。昔、ＦＭをエア・チェックしたカセット・テープを無くして以来の久しぶりの再会を果たせそうです。 　名曲「プールサイド」の”ビーチ編”、といった感じなのですが、曲調としては、杉 真理さん主宰の『Summer Lounge』に収められていた「Vacances Blue」と同じく”スローなブギ”っぽいスタイルで、佳孝さんの描く”夏歌”好きにはたまらない、スノッブで小粋なナンバーです。 　稲垣潤一の「夏の行方」や村田和人の「Summer Dream」と同じ匂いの作品として、夏の海へ向かう車の中で聴いていたい、必須アイテムです。