鉞ばばあと孫娘貸金始末 集英社文庫

千野隆司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087445152
ISBN 10 : 4087445151
フォーマット
出版社
発行年月
2023年04月
日本
追加情報
:
256p;16

内容詳細

お鈴は火事で両親を亡くし、金貸しの祖母お絹に引き取られた。看板描きの仕事をしながら、祖母の集金を手伝っている。ある日、袋物屋の茂兵衛が返済を延ばして欲しいと頼みにきた。お絹は鉞を握り、覚悟してお借りと言ったはずと断る。帰宅した茂兵衛は首を括って死んだ。だが、お絹は殺しだといい、お鈴が様子を探ることに…。命懸けで金を貸す江戸最強の意地悪ばばあとお転婆孫娘の痛快事件帖。

【著者紹介】
千野隆司 : 1951年、東京都生まれ。國學院大學文学部文学科卒業。出版社勤務を経て、90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞。2018年「おれは一万石」シリーズと「長谷川平蔵人足寄場」シリーズで第7回歴史時代作家クラブ賞「シリーズ賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • タイ子 さん

    鉞(まさかり)をかつぐのは金太郎ばかりじゃないんだね。江戸で貸金屋を営むお絹という世間では鉞ばばあと呼ばれるちょっとクールなおばあちゃん。火事で両親を亡くした孫のお鈴と暮らす。お絹には十手持ちの弟がいてお鈴に優しく時に厳しく接する。お鈴は看板描きと祖母の集金を手伝いながら独り立ちしたいがなかなか叶わない。お絹が鉞を手に貸金屋をやっている理由はちゃんとあって、それがお絹にとっての矜持ならばの納得。事件の匂いを嗅ぐとお鈴の探索魂が疼き出す。鉞ばばあの知恵と孫娘のフットワーク、もう一つインパクトが欲しいかも。

  • 真理そら さん

    看板書きのお鈴と祖母で金貸しのお絹のクールな関係が珍しい。この二人が事件を解決する一種のバディ物かも?鉞(まさかり)をちらつかせて金貸しに励むお絹と、一日も早く独立して暮らしたいと思いながら看板書きに励むお鈴は案外似た性格なのかも。祖母と孫娘以外では、お絹の弟で田楽屋を営む岡っ引きの倉蔵、お鈴の幼馴染の見習い錠前職人・豆次郎が登場するがシリーズ一作目という雰囲気でキャラが弱い気がする。これまで読んだ千野作品とイメージが違うので今後が楽しみだ。

  • はつばあば さん

    ごめん!。この本昨日読んだ「へっつい河岸恩情番屋 」の二番煎じ。高利貸しのお代がお絹に代わり甥っ子の佐吉がお鈴に代わり・・柔術を会得しているのも同じ。名前が違うのと性別が違う・・そしてちょっと。そのちょっとの為に時間を潰すのは嫌だ。折角購入した本なのに・・(◞‸◟)。「へっつい河岸恩情番屋 」の内容を忘れたら読むかもしれないが・・。?が〜ん!私より一つ学年が下・・しゃーないなぁ。年やもん(-_-;)

  • kei302 さん

    鉞(まさかり)ばばあ。なかなかの迫力です。孫にも厳しい。世の中甘くないよね。久しぶりに読む千野作品。サクッと読める。

  • むつこ さん

    老眼が入り込んで字がちゃんと見えてない私は、この「鉞(まさかり)」が「針(はり」と勘違いして購入。それこそ鍼師のおばあちゃんと孫娘の話と思ってしまった。それが金貸しのおばあちゃんが相手の本気度を図るようにまさかりを持って脅しをかけ子気味良い啖呵をきる、その孫だもの気が強く、おせっかい。の、日常の謎系?連続短編集。このおばあさん、口は悪いけどいい人だ。

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人物・団体紹介

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千野隆司

1951年、東京都生まれ。國學院大學文学部文学科卒業。90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞。2018年「おれは一万石」「長谷川平蔵人足寄場」両シリーズで第7回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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