木枯らしの朝 蕎麦売り平次郎人情帖 時代小説文庫

千野隆司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784758436991
ISBN 10 : 4758436991
フォーマット
出版社
発行年月
2012年11月
日本
追加情報
:
276p;16

内容詳細

元南町奉行所の同心で、今は屋台の蕎麦売りの菊薗平次郎は、同心時代に捕らえ死罪になった男の遺児・長太郎の逆恨みに遭い、妻と娘を殺害された。しかし二人を殺害した後、江戸を出奔したはずの長太郎がどうやら江戸に姿を現したらしい。最愛の二人を殺した男に対し、真っ当な人生を歩んでいるのならば、もう咎める事はしないと考えた平次郎。だが、長太郎の周囲では非道な盗賊の姿がみえはじめ、平次郎は探索を始める事に―。今際の際に遺された妻からの言葉を胸に、平次郎は恨みの連鎖を裁ち切る事ができるのか!?大好評シリーズ、堂々の完結。

【著者紹介】
千野隆司 : 昭和26年、東京都生まれ。國學院大学文学部卒業。平成2年、「夜の道行」で、第12回小説推理新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • suzu さん

    よかった。長屋の住人全部がそれぞれに解決しない心のおもりを持っていてそれを解決して新しい人生を踏み出す。そうなってるのやなー。私もここに住んで解決してもらいたい。はればれと明日に顔を向けて歩いていきたい。そうはいかない。解決しない。どこがちがうのか。全くの悪人と相手を決められない。相手の事情をくんでしまう。自分に心の強さがない。そばは好きなのやけど。今しばらく抱え込むしかないのやね。

  • ダイアナ さん

    ついにシリーズ最終作。いつも蕎麦を卸してくれる五郎作の過去も垣間見れる一作は勿論、兄の仇討を果たすべく同じ長屋に身を寄せた大久保の話、そして平次郎が同心を辞め、蕎麦屋になったきっかけを作った者との再びの対峙と読ませる三編。大久保には是非とも本懐を遂げて欲しかった。長い年月の間に人は変わるの一言で片付けられる程、家族の絆は安くない。でも敵討の相手にも家族がいて…大久保の「くそっ、くそっ」の台詞が全てを物語っている気がする。これからも続いていく平次郎や長屋の面々の暮らしをまだ見たい…最後とは寂しいものだ。

  • めにい さん

    蕎麦売りを始めた原因が結末を迎え、完結。優しくて柔らかな物語展開はほっとする。

  • ふみえ さん

    シリーズ完結とは残念。太郎助店の面々や蕎麦と天麩羅も地味に好きなシリーズでした。平次郎さん一家や北原同心の苦しみに一区切りついて、少し安堵しました。きっと、これからも日常の些事に振り回されながら心を癒していくのかな。

  • M2 さん

    完結編とは知らずに読んで、最後の話を読み終わってあれ、もしかして…?と思ったら、まさかの完結編でした。ひとつのことに決着が着いて、最後の場面はいつものように長屋の面々との賑やかなひとときで、完結編としてこのシリーズらしいいい終わり方だとは思うのですが、それでもこれで完結というのはとても残念。平次郎や周囲の人たちの話をもっともっと読みたかった。大久保、お品、丑のこれからとか、鶴七がささやかな幸せをつかむ姿とか見たかったです。

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人物・団体紹介

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千野隆司

1951年東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞。以後、時代小説を中心に活躍中。2018年「おれは一万石」「長谷川平蔵人足寄場」シリーズで第7回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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