男ともだち

千早茜

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163900667
ISBN 10 : 4163900667
フォーマット
出版社
発行年月
2014年05月
日本
追加情報
:
237p;20

内容詳細

関係のさめた恋人と同棲しながら、遊び人の医者と時々逢いびき。仕事は順調なのに、本当に描きたかったことを見失っている―京都在住イラストレーター神名葵29歳の熱くてダークな疾走する日常。千早茜、待望の長編小説。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    女性にとっての「男ともだち」と男性にとっての「女ともだち」も微妙な違いがあります。個人的には成立しないと思っていますが、これだけ草食男子が増えるとありえるのかも知れません。名画『恋人たちの予感』を少し思い出しました。

  • ミカママ さん

    「男ともだち」という概念は、「友だち以上、恋人未満(よってエッチはなし)、ただしこの先絶対にそうならないという保証はない(状況によってはやぶさかでない)」っていうくくり?だから隠微さを伴うわけで。年代こそ違えども、主人公に自分をかぶせて読みました。男ともだちは、夫や恋人では満たしてくれない凹みの部分をカバーしてくれる。それは女ともだちじゃなく、男ともだちじゃなきゃ埋められない、女の心の部分を慰めてもらいたい…。こういう感想は匿名で書きたかったけど、まぁこれが本音です。欲張りなのかな、彼女も私も。

  • 優愛 さん

    ねぇ、ハセオ。なんで、私とはしないの?なに、お前して欲しいの──?貴方は笑う。「お前、俺がいて良かったね」紫煙を燻らせながら溢す言葉が真っ直ぐに見せてくれる真実を貴方はきっと知らないの。前を向いて、変わっていくものは捨てればいいとその大きな背中と甘く掠れた声で言って貰える彼女に、私はなりたくて。恋人、友人、セフレのどれにも属さない関係、それでも。一生分の彼氏と引き換えてもハセオ──貴方が欲しいと、願ってしまった。時間も思い出も移り行くものは全部、いらない。こんなに素敵な出会いなら、私はたった一つでいいわ。

  • のっち♬ さん

    自由奔放な恋愛事情をはじめ天真爛漫な人生を歩む神名葵は、望む仕事に就けたこと以外は歳を重ねただけで何も変わっていない。内面に渦巻く衝動に煩悶とする日々。そんな彼女に、圧倒して進め、無心でやったらいい、誰もいなくなったら拾ってやると言ってくれる男友達ハセオがいる。求めるものがなくても離れない稀有な理解者を失いたくない、その執着は愛なのか?これは彼女の「変わらないで」という甘えから、彼に何かがあった時助けてあげられるように「私も変わらなきゃいけない」という成長を描いた物語。彼女らのこれからに、とりあえず乾杯!

  • ナイスネイチャ さん

    図書館本。同棲している恋人がいて、不倫相手もいる主人公に大学時代小説の先輩のハセオが男ともだちとして現れるというちょっと設定に無理があるかなと思ってたら、なかなか途中からぐいぐい引き込まれました。恋人以上の愛情を持った友情を描いたと言っていいのでしょうか?この年齢になった私だから読んで良かったと思いますね。面白かったですね。

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人物・団体紹介

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千早茜

1979年、北海道生まれ。2008年『魚神』で第二一回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。翌年、同作で第三七回泉鏡花文学賞を、13年『あとかた』で第二〇回島清恋愛文学賞を、21年『透明な夜の香り』で第六回渡辺淳一文学賞を、23年『しろがねの葉』で第一六八回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された

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