魔法使いと僕 1 オーバーラップ文庫

十文字青

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865541502
ISBN 10 : 4865541500
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
追加情報
:
314p;15

内容詳細

少年は故郷と同胞を奪われ一人だった。少女は旅の荷物さえ失い行き倒れていた。カルルとエルシー。貪るように拡大を続ける「帝國」の辺土で二人は出会う―。人と亜人。名も無き小村で身を寄せあい暮らすひとびと。命は散り、花は咲く。コルタポ。辺土の商都。そこではひとがひとを売りさばき、ひとがひとを所有する。逆らいがたきその現実。引き離される二人。果たしてそれは運命なのか。巻き起こる騒乱。糸を引く者。引かれる者。あらがう者。うつむく者。前を向く者。「ひとを救うのって、簡単じゃないよ。きっと」「死ぬなんて、だめです!」少年と少女が“生きる”意味を求めて旅する珠玉のファンタジー、ここに開幕!

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • まりも さん

    十文字青の新作。故郷と同胞を失った少年と旅の荷物をすべて失った少女。ひとりぼっちの彼らが帝国の辺土で出会うことで始まる物語。人の命が呆気なく散っていき、ひとがひとを差別し、奴隷として支配する世界。そんな世界で孤独な少年と少女が出会い、逃避行を始める。絵本のような雰囲気の世界で紡がれる物語は、とても残酷な所もありますがあたたかくて、じんわりと心に沁み込んでくる感じがしました。自分の無力さを知っても決してブレないエルシーの姿がとても印象的。契約によって繋がった二人の旅はどうなるのか。今後が楽しみです

  • よっち さん

    故郷と同胞を奪われ旅をしていたカルルが、旅の荷物さえ失い行き倒れていた少女エルシーと出会い、共に旅するボーイ・ミーツ・ガールファンタジー。全てを失い生きる意味を求めて旅するカルルと、世間知らずで未熟な訳あり魔法使いのエルシー。世慣れているカルルと一緒に旅することを望んだ優しいエルシーは、彼と引き離されて厳しい現実を突きつけられても芯の部分ではブレなくて、そんな彼女をカルルもまた放っておけないんですよね。エルシー自身は気づかぬまま秘密の契約を結んだ二人。その旅がどんなものになってゆくのか、今後が楽しみです。

  • ツバサ さん

    誰も殺したくない少年と誰にも死んでほしくない少女の二人が旅をする。生きるとは何か、誰かを死なせない為に何が出来るかをどうしようも無い現実を見て探していく話。1巻はあまり激しく物語が展開したわけではないけど、面白くなりそうな種が撒かれてて続いていくうちに凄い面白くなりそう。ともあれ続きが楽しみです。

  • ナカショー さん

    十文字青先生が描く、明るい少女と寡黙な少年の生きるをテーマにしたファンタジー。今まで読んできた十文字作品は主人公がどこか優柔不断で、一人称視点の独白が凄い作品ばかりだったので、何か凄く新鮮な気持ちで読むことが出来ました。無事に重版もかかって幸先のいいスタートをきれたことだし、是非とも無事に完結まで突っ切って欲しいですね。

  • 真白優樹 さん

    故郷を無くし旅に生きる少年が行き倒れの少女と出会い始まる物語。―――この救われない世界で、それでも君と旅をする。当たり前のように儚く人が死に、当たり前のように亜人が差別され売買されるこの世界、騒乱の街でたった二人、思いを貫き厳しい現実に逆らい抗う。そんな彼らも、周りのすべての人達も確かに血が通って生きている。だからこそこの物語は映え、美しいのだろう。秘密の契約に結ばれつかず離れずの旅を始めた二人。目的地までの旅路に待ち受けるのは如何なる旅路か。先の見えない道の先、何が待つのか。 次巻も楽しみである。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

十文字青に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品