北野武

北野武 プロフィール

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北野武 1947年1月18日、ペンキ屋の四男として東京都足立区に生まれる。小学校時代、野球に熱中していた彼は、成績優秀、スポーツ万能、ひょうきんな性格と人気者の三大要素をすべて兼ね備えていたという。当時から、天才の片鱗を見せつけていたのであろうか。中学生になるとボクシング・ジムに通うようになっていた。1965年、明治大学工学部へ入学。工学部を選んだ理由は、彼の母親が『理工系しか認めなかったから・・・』ということらしい。しかし大学時代の彼は、もっぱらアルバイトに精を出し、結局卒業証書はなしとのこと。1972年浅草フランス座へ入り芸人を目指す。順風満帆ではなかったものの、1972年には、ビートきよしとともにツービートを結成、その4年後には空前の漫才ブームが訪れた。そして1981年、あのYMOも出演した伝説のお笑い番組“オレたちひょうきん族”がスタートする。たけちゃんマンのナハナハ&コマネチで、時代をリードした。その後レコード・デビューや、1983年には大島渚監督作品“戦場のメリークリスマス”に出演、たけし軍団を結成するなど多芸ぶりもアピールする。・・・1986年、『フライデー襲撃事件』があった・・・。

そして1989年、深作欣二監督・ビートたけし主演で進められていた“その男、凶暴につき”の企画。しかし両者のスケジュールが折り合わず、監督・北野武が誕生した。人間の内面に潜む暴力性を生々しく描いたそのスタイルは、この作品ですでに確立されていたように思える。その後、“3−4×10月”(1990年)、“あの夏、一番静かな海”(1991年)、“ソナチネ”(1993年)とコンスタントに作品を発表するも、ヒットとは無縁の作品群であった。

1994年8月2日、あのバイク事故があった。生死のはざまをさまよった彼は、見事に復活。しかし、記者会見での表情は、顔面神経の麻痺した片側が動かない、かつての鬼瓦権三の面影のまったくない、静かな北野武であった。神は彼に生を選んだ代わりに試練を与えたのだ。“顔面麻痺”という北野武の執筆作品中で語っていたが、その事故時の入院中、朦朧としたなかで『映画を作らねば・・・』まで具体的ではなかったものの、『お前はこの世にやり残していることがある・・・』、とのお告げめいたものを感じたそうだ。天の声は正しかった・・・1996年、“キッズ・リターン”はカンヌ映画祭監督週間正式出品作品として上映され、大絶賛を受ける。日本でも興行的にはじめて成功したといえる作品。そしてその翌年、まだ記憶に新しい1997年、“Hana-Bi”がヴェネチア映画祭金獅子賞を受賞、世界の巨匠の仲間入りを果たした。北野ワールドの集大成とよべるこの作品は、すべてにおいてバランス感覚に秀た傑作であった。そして、北野武が脚本・監督・主演をつとめる“Brother”は、彼のフィルモグラフィーで過去最大の規模を誇るものとなった。“Brother”は、日本側がオフィス北野の森昌行、英国はレコーデッド・ピクチャー・カンパニー(以後RPC)のジェレミー・トーマスがプロデューサーをつとめる、日英合作による国際的なプロジェクトである。撮影は11月21日より東京でクランク・イン、2000年1月よりL.A.に拠点を移し、2月半ばまで約7週間の日程で行われる。このプロジェクトの実現は、監督・北野武の今後の映画作りに大きな影響をもたらすことは言うまでもなく、21世紀からの日本の映画製作に新たな可能性を広げる記念碑となるであろう。“Brother”の日本公開は2000年末から2001年の予定。新世紀にかけて新しい映画作りの成果を、皆さんにお見せすることになる。

3−4×10月
 音楽を使用しないという大胆な演出など、北野武独特の美学が現れ始めた第2弾監督作品。二部構成による先の読めない展開も見事であった。

あの夏、一番静かな海 
前2作で、凄まじいバイオレンス描写を見せつけてくれた北野武監督が、一転して青春映画を発表。その美しく物悲しい映像は、並々ならぬ才能を見せつけられた感がある。

Hana-Bi 
以前のネガティヴな部分を徹底的に描いていた作品たちと比べると、とても優しい、ポジティブな要素も盛り込まれており、“集大成”と評される所以はそのあたりにあるのかもしれない。 

菊次郎の夏  
1999年6〜7月にかけて劇場公開された北野武監督作“菊次郎の夏”。これまでの作品たちとは異なる、暴力描写を排し、やさしさに溢れるさわやかな、ほのぼのとした雰囲気がとても魅力的な作品であった。世界のKitanoが、懐の深さを証明して見せた作品でもある。親子以上に年の離れた少年と中年男との心の交流が、笑いと涙を誘う・・・。

また役者としては、中学生が殺し合いをしてしまう・・・とんでもないストーリーの問題作、深作欣二監督の『バトル・ロワイヤル』に出演。最新作は、2002年、三つの物語が交錯し、究極の愛の姿を浮き彫りにしたDollsが発売されます。

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