狐闇 講談社文庫

北森鴻

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062750813
ISBN 10 : 4062750813
フォーマット
出版社
発行年月
2005年05月
日本
追加情報
:
15cm,556p

内容詳細

魔鏡を競り市で手に入れたことで、宇佐見陶子の運命は変わった。市に参加していた男が電車に飛び込んだのを皮切りに周囲で命を落とす者が続出。陶子は絵画の贋作作りの汚名を着せられ、骨董業者の鑑札を剥奪されてしまう。狡猾な罠を仕掛けたのは誰か。満身創痍の捜査行は日本の歴史の断層に迫っていく。

【著者紹介】
北森鴻 : 1961年山口県生まれ。駒沢大学文学部歴史学科卒業。1995年『狂乱廿四孝』(東京創元社)で第6回鮎川哲也賞を受賞して作家デビュー。1999年『花の下にて春死なむ』(講談社文庫)で第52回日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちょろこ さん

    壮大なミステリ、の一冊。狐シリーズ2冊目。前作より面白かった。旗師冬狐堂 宇佐見陶子が競り落とした魔鏡。それを発端に陶子の周囲で謎の不審死が相次ぐ。そして陶子にも最大の危機が…というミステリ。骨董の世界から次第に民俗学、歴史と壮大な拡がりと繋がり。興味はあれど知識に乏しい。でも歴史の裏側、仮説等を見せられるととにかく興奮スイッチがオン。ただひたすらこの流れに身を任せていたくなるほど惹きこまれた。ミステリとしてももちろんなんだけれど、最強メンバー勢揃い…まさに壮大なチーム陶子、これがまた良かった。

  • れみ さん

    冬狐堂シリーズ長編2作目。主人公の陶子のもとに三角縁神獣鏡がやってきたことを発端に様々な事件が起こるお話。事件に巻き込まれた陶子が頑なにひとりで解決しようとしているのを歯痒く感じているなか色々な人たちが集まってきてチームになって話し合いが始まるのがなかなかワクワクしました。本当にこういうことがあったかも?と思わされるような歴史の出てくるお話は結構好きなので楽しめました。思わずWikipedhiaで税所篤さんを調べてしまいました(^_^;)

  • あつひめ さん

    冬狐堂シリーズ長編第二弾。前作「狐罠」より楽しんだのは、やはり登場人物が次々増えていったからか。蓮丈が蓮丈らしい個性をこの作品でも遠慮なく発揮していたからか。改めて考古学や民俗学、古物商いにはそれぞれに関わる者のセンスも大きく関係してきそうな気がした。そのセンスを磨くにはやはり「孤独」という自分を甘やかさない「目」や「根性」を育てる事が必要なのか。陶子が「孤独の狐」になる前にもっと何かがあったはず。いつか北森さんが書き記すはずだった陶子の秘密が。もう知ることができない秘密。楽しませてもらった。ありがとう。

  • セウテス さん

    冬弧堂シリーズ第2弾。「狐罠」の続編であり、北森作品の他作品の主人公が勢揃いし、絶体絶命に陥った陶子を支えるオールスター作品、北森ファンにはたまらない作品だ。民俗学者蓮丈那智、ビアバー香菜里屋の面々が登場するだけではなく、各々の作品と連動しているのには驚くと供に拍手を贈りたい。冬弧堂こと宇佐見陶子が、ある競り市で魔鏡を手に入れた事から、何者か巨大な陰謀に巻き込まれる。立て続けに迫り来る危機の連続に、敵はいったい何者なのか、サスペンス感溢れる設定の巧みさにページがどんどん進む。陶子と那智のコンビは、最高だ。

  • 財布にジャック さん

    北森さんの遺志を継いで、浅野里沙子さんが書き上げてくださり最近発売された「邪馬台」を読む前に、予習の為に再読しました。「わたしたちはまた、いつかこの事件に関わることになるかもしれないね」と最後の方で那智さんが陶子さんに言うシーンが…そして「邪馬台」へと続いていくことになるんですね!「狐闇」は冬狐堂シリーズですが、蓮丈那智とその助手・内藤三國や雅蘭堂の越名・そしてあのビア・バー香菜里屋まで登場させるオールスターキャストで、その上内容も濃いので、北森作品の中でも特に好きです。

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