シャッター・マウンテン 角川文庫

北林一光

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041017630
ISBN 10 : 4041017637
フォーマット
出版社
発行年月
2015年02月
日本
追加情報
:
384p;15

内容詳細

北アルプス、漆沢渓谷。獣や鳥の“瞑りの楽園”に突如起こった地滑り。過去に子供を失った梶間夫妻、毎年この山を訪れる磯崎老人、山小屋の経営者久作らは、山のいつもとは違う不吉な気配に戦いた。蝙蝠や蜻蛉の大量発生、幽霊の目撃談、写真に写り込んだ見知らぬ男。次々と起こる不可解な出来事、ついに死者が。パニックに襲われた登山客を襲うさらなる怪異。そして、山に秘められた陰惨な過去が次第に露わになる…。

【著者紹介】
北林一光 : 1961年長野県生まれ。映画宣伝会社のプロデューサーを経て、執筆活動に入る。2005年『ファントム・ピークス』(応募時作品名「幻の山」)が第12回松本清張賞最終候補に。次回作を書き進める中、癌を発症しその才能を惜しまれつつ06年に他界(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ma-bo さん

    既読のファントム・ピークスに続いて山が舞台。土砂崩れが起こり、ある意味クローズドサークル物になるかな。幽霊や霊魂、オカルト寄りになったので後半は少し読みづらかったかなという印象。順番が逆になってしまったけど、遺された3作品の2作目サイレントブラッドを積読本にしているので近々読む予定。

  • キムチ27 さん

    僅か3作という筆者モノ。2作目の貴重な読書。「ファントム‥」がきっちり纏め上がった筋 精緻な描写で満足だったがこれはウム―。王道を行くB級ホラー、しかもこてこてオカルト路線炸裂。語り手一人呟き続けるだけに、読み手は想像を働かせる余地も無い訳で途中、食傷気味。とは言え流石確かな筆力 終結もそれなりに。上高地にこんなとこあるかぁなんて思っちゃダメ。筆者が愛してやまぬ山への憧憬が如実に感じられるタッチは好き(自分も愛してるエリアだもんで)人と自然の付き合い方へ警鐘を鳴らしたかったであろう筆者の念が強烈に伝わる。

  • nanako さん

    これで北林一光の作品3作を読み終えてしまいました。もう読めないのか…と思うと残念でなりません。

  • えっくん さん

    ★★★☆☆北アルプスの渓谷を舞台に異常気象、蝙蝠や蜻蛉の大量発生、心霊現象、狂気殺人などの怪異な事件が起こるパニックホラー。土砂災害によりアクセスが寸断し、逃げ場を失った地域で犠牲者が多発するという設定がより恐怖感を助長しています。本作品は著者の遺稿より復元したということで、未完成の状態であったかもしれませんが、幾つか理解に苦しむ場面もありました。超常現象と言ってしまえばそれまでですが、同じ山を舞台にした小説「ファントムピークス」に比べると不可思議現象の原因が明らかにされないので消化不良感があります。

  • Bugsy Malone さん

    惜しくも早世なされた著者の遺品のワープロから発見、復元された作品。北アルプスの渓谷で突然の地滑り、生物の大量発生、頻繁に目撃される幽霊など不可解な現象が続く。そして登山者達に起きる悲劇。ワープロからの復元ということで、一部話が飛んでいるような所もあったけれど、充分面白い、強大な自然の力と人の怨念が産むパニックホラーともいうべき作品でした。

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北林一光

1961年長野県生まれ。映画宣伝会社のプロデューサーを経て、執筆活動に入る。2005年『ファントム・ピークス』(応募時作品名「幻の山」)が第12回松本清張賞最終候補に。次回作を書き進める中、癌を発症しその才能を惜しまれつつ06年に他界(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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