犯罪共鳴 壊兎 タナトス症候群 富士見L文庫

北山大詩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784040703046
ISBN 10 : 4040703049
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
追加情報
:
376p;15

内容詳細

都内を騒がせている「女子中高生連続誘拐殺人事件」と「連続放火事件」。その猟奇性から、三年前に起こった連続殺人事件の犯人、未だ逃亡中の殺人鬼タナトスの再来か、と報道されていた。誰もが戦き、警察も手をこまねく中、彼は平然と言い放つ。「あの犯行にはユーモアがない」危うい魅力を携えた高校生、海斗。「タナトスの弟」という秘密を抱える彼は、“犯罪者の心理に共鳴する”特異な感受性を持っていた。彼が巻き込まれたのは、偶然か、必然か。そして、再び事件の歯車は動き出す―。

【著者紹介】
北山大詩 : 福井県出身。第5回富士見ヤングミステリー大賞奨励賞を受賞した『エクスプローラー覚醒少年』でデビュー。おもにファンタジア文庫で活躍し、和田篤志名義でノベライズを手がけたこともある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いーたん さん

    なんとなくサイコメトラーEIJIを思いだしました。犯罪者の心理に共鳴する特異な感受性を持っている高校生海斗。そして兄貴は作品の中で、日本史上最悪の犯罪者タナトス。要するに主人公の海斗はラスボスの弟。まぁまだスッキリしない部分もたくさんあるし、シリーズで続いていきそうなので、続きを期待します。海斗と大家で養護教諭の更紗はいいコンビになりそうです。そこに更紗の幼馴染で刑事の兼嗣と海斗の同級生の氷雨が絡んでいくのかな?感想が上手くまとまりません(苦笑)

  • 稚羽矢 さん

    読んでいてPSYCHO-PASSのような印象を受けました!軽く読めるけど、内容は殺伐としてて血なまぐさいサスペンス。犯人の心理?を共鳴することによって、推測していくけど…主人公が不安定過ぎて怖い。あとがきで今後はラブロマンスを考えてるって書いてあったので、次巻が待ち遠しい!!それとペンネームのとこで、笑ってしまった(笑)

  • つたもみじ さん

    都内を騒がせている「女子中高生連続誘拐殺人事件」と「連続放火事件」。猟奇的な二つの事件を中心に、三年前に起きた未解決の連続殺人事件「タナトス事件」を絡ませつつストーリーは展開。強烈な悪のカリスマとなっているタナトスに魅せられたタナトス症候群。タナトスの弟である支倉海斗と新任のスクールカウンセラー各務原更紗。ミステリだがサスペンス要素が強い。犯罪者の思考と心理に共鳴(シンクロ)し、その行動を辿る能力を持つ海斗。能力のチートさに比べてストーリーにはトンデモ感もなく面白かった。海斗の静かな壊れっぷりも良い。

  • よっしー さん

    前々から気になっていた本、描写にうわ〜となる部分はありましたが、話の展開が気になり、一気に読み終えました。出てくる人物もどこかまともではないのもまた、話にひかれる一因なのでしょうか。何が普通で普通でないのか…その境目が分からなくなりますね。海斗の持つ犯罪者の心理の共鳴、踏み込みすぎると危うくてヒヤヒヤします。いつか加害者となるのではと、そんな風に感じてしまいました。この力、SPで岡田くんが演じた人物(名前忘れたけど…)も持ってたんじゃと、読了後に思い返しながら感想書いてます(笑

  • 紅蓮 さん

    中々気色悪い犯罪者が山盛り出てきます。というか主人公もかなりヤバメですが、読み始めは更紗先生に共感できなくてちょっと読了を諦めかけていたんですが、途中から共感できないことに納得できたので、後はどっぷり浸かっちゃいましたねぇ・・・(笑)読後はゾワゾワする感じなんだけど、嫌いじゃないゾワゾワ感でした。たぶん続く感じの終わり方だったので是非なるべく早いうちに次巻を手にさせて欲しいです。

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北山大詩

第5回富士見ヤングミステリー大賞奨励賞を受賞した『エクスプローラー覚醒少年』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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