幻滅論

北山修(Book)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784622077138
ISBN 10 : 4622077132
フォーマット
出版社
発行年月
2012年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
北山修 ,  
追加情報
:
284p 19cm(B6)

内容詳細

『古事記』や浮世絵の母子像の分析を通し、人の“つながり”と“幻滅”のあり方を考察する、精神分析的文化論の代表作。新論考「「日本人」という抵抗」を増補。

目次 : はじめに(言葉にすること)/ 1 人と人のつながり(情緒的交流/ 描かれた過去から/ 二者内交流と二者間外交流)/ 2 「つながり」の構造(春画のなかの子どもたち/ 「甘え」とその愛の上下関係/ 幻滅と比喩/ 幻滅と脱錯覚/ 浮かんで消える)/ 3 幻滅の臨床(恥の取り扱いをめぐって/ 「恩」概念の臨床的意義について/ 阿闍世コンプレックスの罪悪感)/ 4 現実の価値(物事と言葉/ 環境の価値/ 現実依存)/ さいごに(日本語臨床と独創性)/ 増補 十年後の応用精神分析(「日本人」という抵抗―私見)

【著者紹介】
北山修 : 1946年、淡路島に生まれる。1972年京都府立医科大学卒業。札幌医科大学内科研修生を経て、ロンドンのモーズレイ病院およびロンドン大学精神医学研究所で卒後研修。帰国後北山医院(現南青山心理相談室)院長。医学博士。九州大学名誉教授、白鴎大学特任教授、国際基督教大学客員教授。専門は精神分析学。元日本精神分析学会会長。学生時代、フォークソング運動に参加し、1970年『戦争を知らない子供たち』で日本レコード大賞作詞賞を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kayak-gohan さん

    人と人の「つながり」や「きずな」が発生する過程が、主に日本の浮世絵や説話をもとに説明される。例えば、母親(またはそれと思しき女性)と彼女に抱きかかえられた子どもが同じ物を見ている絵について、この二人には皮膚で触れ合う二者間内交流と、見るという共同行為の二者間外交流が行われており、その二重の交流が相互のつながりを強化していると説く。その逆のつながりの切断によって感じる幻滅の例として、筆者自身が作詞した「あのとき同じ花を見て美しいと言った二人の心と心が今はもう通わない」を引いている。

  • 清水聖 さん

    準備中

  • なか さん

    K図書館に蔵書あり。再読:不明。時間なく読めなかったが面白そう。すごく!

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