いきどまり鉄道の旅 河出文庫

北尾トロ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309415598
ISBN 10 : 4309415598
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
追加情報
:
278p;15

内容詳細

時刻表をつぶさに見れば、終着駅がどこともつながらない鉄道が発見できる―それが“いきどまり”。アクセス不便、観光スポットなし、グルメとはかけ離れた飲食店。でも、そこには日本の「いま」がある。延々と続いてきたレールの最終地点をしっかりと見届ける、新感覚の鉄道“奇行”エッセイ!

目次 : 第1旅 わたらせ渓谷鐵道―わてつに乗って足尾銅山を知る/ 第2旅 烏山線〜真岡鐵道―コーヒーとマーボチャーハン、いきどまり風味/ 第3旅 横須賀線〜久留里線―いきどまり鉄道だけどいきどまらない東京湾一周旅/ 第4旅 水郡線〜ひたちなか海浜鉄道湊線―滝あり温泉ありの、いきどまり鉄道ハシゴ旅/ 第5旅 名松線、加太線、水間線―関西いきどまり御三家をめぐる旅/ 第6旅 大井川鐵道―わざわざ旅行はトロッコ電車に乗って/ 第7旅 吾妻線、信越本線、上信電鉄―関東いきどまり界のキング、高崎駅に集合せよ!/ 第8旅 鶴見線、東武小泉線、秩父鉄道、青梅線、五日市線―首都圏日帰り終着駅めぐり/ 第9旅 石勝線―蝋人形に舌を巻き、カレーそばに舌打ちする/ 第10旅 東武佐野線―原人ロードに葛生の夢を見た/ オマケの旅 越美北線、長良川鉄道―線路はつづかないよ、どこまでも

【著者紹介】
北尾トロ : 1958年、福岡県生まれ。ノンフィクション作家。「季刊レポ」元編集・発行人。FMまつもと「北尾トロのヨムラジ」パーソナリティ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ホークス さん

    見事に仕事感がないユルい語りだ。各地の盲腸線を巡ると聞いただけで羨ましくなる。著者は鉄道好きでもなく、明らかに思い付きなのが良い。中でも大阪の旅は遠い記憶を揺さぶられた。水間鉄道は子供の頃、ハイキングの帰路に乗った。観音様から駅までの道を微かに覚えている。加太線に乗った頃はもっと幼く、淡嶋神社で貝焼きを食べたのも、友ヶ島に行ったのも、本当の記憶かどうか怪しい。この年齢になったから感じられる懐かしさだと思う。

  • chantal(シャンタール) さん

    線路は続くよ、どこまでも?ではない、もうその先がない行き止まり鉄道を訪ね歩く紀行文。昔から地図や時刻表を眺めるのが好きなので、登場する路線のほとんどが乗った事がある、もしくは知っているものだったが、「行き止まり方を確かめに行く」というアイディアは斬新だった。最初から行き止まりだった、途中の路線が廃止になった、延長する予定が延びなかった、等々様々な理由で行き止まっているのだが、その路線の歴史に想いを馳せ、風景を楽しむ。多くの味のある在来線がどんどん消えて行くその前に、私も電車の旅がしたい!

  • saga さん

    鉄道ファンではない二人組の鉄旅。著者に邪険にされる同行者というのは内田百阨浴A路線の選び方は宮脇俊三風。同行者の名前が宮坂と言うのもややこしい。列車に乗っている時には居眠りをし、盲腸線の沿線、終着駅にまつわる地理・歴史などの知識も浅く……というのは恥ずかしながら自分と同じだな〜。銚子電鉄が少しだけ紹介されていたが、1章を割くほどでもなかったということか。残念。あと、カレーそばってそんなにメジャーじゃないのかな?

  • shamrock さん

    トロさんがローカル線の終着駅のいきどまりぶりを確認しに行く旅。テツかというとテツではなく、いきどまった先の匂いを嗅ぎに行くという風情。自分の旅のスタイルに似てるような気がしたし、今後はもっとそういうスタンスを明確に自覚して行きたいものだと思ったな。

  • さっと さん

    鉄ちゃんでも地元の人でもない作家と編集者コンビによる、目的地の滞在時間よりもそこにたどり着くまでの移動時間のほうが長い、いきどまり終着駅の旅。といっても、宮脇御大の『時刻表2万キロ』の国鉄完乗の舞台・間藤駅や、東芝社員でないと改札を出られない鶴見線の海芝浦駅、二度の引っ越しを果たした夕張駅、秘境路線の代名詞・大井川鐵道など、ツボは押さえている。ローカル線を評して「山手線をオレの電車だと思っている人っていないじゃないですか。でも吾妻線をオレの電車感覚で乗ってる地元の人は多いと思うんですよね」は至言である。

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人物・団体紹介

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北尾トロ

1958年、福岡県生まれ。ノンフィクション作家。2010年、ノンフィクション専門誌『季刊レポ』を創刊、2015年まで編集長を務める。2012年、長野県松本市に移住、翌年第一種銃猟免許を取得し、空気銃猟を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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