水木しげるの泉鏡花伝 ビッグコミックススペシャル

北國新聞社

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784091868473
ISBN 10 : 4091868479
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
303p;21

内容詳細

水木しげるが描く泉鏡花の生涯とその世界

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読書メーターレビュー

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  • pino さん

    泉鏡花を知りたくて、関連本を何冊か購入するも恥ずかしながら私の頭には難しくて。読むほどに人物像は遠ざかるばかり。角田光代氏の「人間らしい鏡花にここで出会うことができる」という帯文を目にして手に取る。水木しげるさん、ありがとう。おばけ好きで雷嫌いの泉鏡花の生涯が見えてきました。『黒猫』『高野聖』も収録。山深い土地の細密な描写、陰影、艶、怨念。水木さんのタッチはやはり素晴らしい。お馴染みの妖怪たちも鏡花の世界に溶け込んでいる。黒猫も水木さんにかかるとブサカワに。嗚呼。『別冊太陽 泉鏡花』をも一度、読み直そう。

  • ヒロミ さん

    すごい。ひたすら感服。泉鏡花の人生を水木サンが漫画化した、というより水木VS鏡花のこの世ならざる者を愛でた猛者二人のガチンコ勝負とお見受け致しました。両雄一歩も譲らず。鏡花の人生のほか「黒猫」「高野聖」も漫画になっております。水木サン流のユーモアで血の通った鏡花を堪能出来ます。半笑いで読んでいたらラスト辺りちょっと泣いてしまいました。狂ったような点描入り乱れる緻密な作画が凄まじく惚れ惚れします。ねずみ男と河童の三平も何故か登場。水木サンは今頃あちらで鏡花や柳田國男と妖怪話に花を咲かせていることでしょう。

  • キジネコ さん

    さて感想… と思ってみても中々思いの丈が繋がらない。そのうち歯車の嚙合う音が夢の間に間に響くでしょ…と呑気してたら不図、泉鏡花賞の受賞本の呼ぶ声が本の棚でする。手に取って「怪しい来客簿」…「人間は本当に生きようとすると化け物のように怪しく不格好にならざるをえない」の一文に出会って、嗚呼…と腑に落ちました。怪異・幽霊・妖怪・物の怪、須らくは人の影、実体に愛想づかしして独り歩きする影は放埓か、はたまた影に逃げられた実体は虚無か。画家と小説家は縒りを戻した実体と影の様。身の内で「愛だ愛だ」と囁く物の怪が笑う。

  • あたびー さん

    水木御大にかかると、鏡花先生が鼻息を荒くしたり、おならをしたり、「オモチロイ」なんてことを言うので楽しくなる。鏡花先生の生涯を追う間に「黒猫」と「高野聖」の全編が漫画化されて挟まっている。特に「高野聖」にはねずみ男、一反木綿らがゲストスターとして友情出演しているから堪らない。明治大正の東京の風景、鏡花先生の生家近くにある芸者見番の坂、皆活き活きと描かれていてそこに立つような臨場感がある。師尾崎紅葉他文豪諸氏も多数出演。愉しまれよ。

  • 澤水月 さん

    夢のコラボ。鏡花がフハッと鼻息を吹き、おならをする。有名な作品にさりげなく水木妖怪が登場、足し引き絶妙に融合。そう言えば個々のエピソードは知っていてもまとめて鏡花の人生は知らなかったような…20くらいは年上だと思い込んでた紅葉は7つ上なだけなのには驚き、明治の人は若くして大人になるんだなぁ。私にとっての鏡花は変則な入りで、荒俣宏原作『帝都物語』で玉三郎が演じたのがソックリだったこと。賞嫌いの澁澤が鏡花賞だけ生前受けたこと。このコテハンも鏡花水月なる言葉からお借りした。ここに新たな鏡花世界が広がった

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