愛する伴侶を失って 加賀乙彦と津村節子の対話 集英社文庫

加賀乙彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087453324
ISBN 10 : 4087453324
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
206p;16

内容詳細

夫である作家吉村昭を闘病の末亡くした津村節子と夫人を突然に亡くした加賀乙彦。80歳を目前に長く連れ添った最愛の伴侶を失った人気作家ふたり。最期の看病をできなかったと悔いる妻と、神は存在し妻と天国で再会できると信じる夫。夫と妻の立場から辛く苦しい胸の内と、それをどう乗り越えていくかを語り合う。伴侶を偲び、夫婦という不思議なものを想い、生と死について考える心にしみる対談。

目次 : 第1章 出会い/ 第2章 死の病/ 第3章 伴侶なきあと

【著者紹介】
加賀乙彦 : 1929年東京都生まれ。小説家・精神科医。東京大学医学部医学科卒業。主な著作に『帰らざる夏』(谷崎潤一郎賞)、『宣告』(日本文学大賞)、『永遠の都』(芸術選奨文部大臣賞)、『雲の都』(毎日出版文化賞特別賞)など。日本藝術院会員。2011年文化功労者

津村節子 : 1928年福井県生まれ。小説家。学習院短期大学国文科卒業。主な著作に『玩具』(芥川賞)、『流星雨』(女流文学賞)、『智恵子飛ぶ』(芸術選奨文部大臣賞)、『異郷』(川端康成文学賞)、『紅梅』(菊池寛賞)など。日本藝術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • naotan さん

    良い対談でした。著作からは見えてこない、吉村昭の新たな一面を見た思い。加賀乙彦は学生の頃好きな作家だったので、また読んでみようかな。

  • のん さん

    カトリック信者の加賀氏と、無宗教とおっしゃる津村女史の対談。お二人の亡くなられた方達との想い。加賀氏は精神科医らしくおちついた聴き役をされていた。 ますます加賀作品を読んでみたいとおもえました。 作品が長編が多いようなので、なかなかハードルが高いですが。

  • あーこ さん

    伴侶を失って 長く経っても いつまでも忘れられず、夢にまで出て来る。程度の差はあれ思うのは誰しもだろう?興味深い会話。

  • 沙魚川 しのぶ さん

    愛する人を失った時にの、乗り越え方は、本当に人其々だと思う。 加賀乙彦さんの本は、又読んでみよう。

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加賀乙彦

1929年東京都生まれ。東京大学医学部卒業後、精神科医として勤務のかたわら、小説の執筆を始める。67年に刊行した『フランドルの冬』が翌年、芸術選奨新人賞を受賞。73年に『帰らざる夏』で谷崎潤一郎賞、79年には『宣告』で日本文学大賞、86年に『湿原』で大佛次郎賞、98年には自伝的長編『永遠の都』で芸術

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