バハマ・ベルリン・パリ 加藤和彦ヨーロッパ3部作

加藤和彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784845623679
ISBN 10 : 4845623676
フォーマット
発行年月
2014年03月
日本
その他
3CD付き
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
63p;30

内容詳細

目次 : ■【書籍CONTENTS】 / ●レコーディング秘話 / ●加藤和彦による手書きコード譜 / ●安井かずみによる手書き歌詞 / ●参加ミュージシャンによるコメント(坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏、他) / ●録音現場で使われたトラックシート ・・・他 / ■【CD収録曲】 / ●[Disc‐1] 『パパ・ヘミングウェイ』 / スモール・キャフェ/メモリーズ/アドリアーナ/サン・サルヴァドール / ジョージタウン/レイジー・ガール/アラウンド・ザ・ワールド / アンティルの日/メモリーズ(リプライズ)/ソルティ・ドッグ / アラウンド・ザ・ワールド(ダブ・バージョン) / ●[Disc‐2] 『うたかたのオペラ』 / うたかたのオペラ/ルムバ・アメリカン/パリはもう誰も愛さない / ラジオ・キャバレー/絹のシャツを着た女/Sバーン / キャフェ・ブリストル/ケスラー博士の忙しい週末 / ソフィーのプレリュード/50年目の旋律 / おかえりなさい秋のテーマ(絹のシャツを着た女) / ●[Disc‐3] 『ベル・エキセントリック』 / ロスチャイルド夫人のスキャンダル/浮気なGigi/American Bar / ディアギレフの見えない手/ネグレスコでの御発展 / バラ色の仮面をつけたMme M/トロカデロ / わたしはジャン・コクトーを知っていた / Adieu,mon Amour/Je Te Veux / ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ / 〜加藤和彦の最高傑作“ヨーロッパ3部作”をオリジナル音源をもとに復刻! / マニア垂涎の貴重な資料を満載した書籍に3枚のCDを封入。 / 加藤和彦の67回目のバースデー・イヴにあたる3月20日に発売!。〜

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類まれなる音楽センスを身に付け、誰もが羨...

投稿日:2014/05/20 (火)

類まれなる音楽センスを身に付け、誰もが羨むライフスタイルを貫きながら、日本音楽界に大きな足跡を残し、そして消えた。「加藤和彦」を演じ続けた男には、音楽的な絶頂期と呼べる時代が、少なくとも3度訪れたと思います。 1967年から約1年間のみ活動した、ザ・フォーク・クルセダーズ時代。 1971年から1975年まで、日本国内のみならず、イギリスでも人気を博した、サディスティック・ミカ・バンド時代。 そして、作詞家、安井かずみと再婚後、ソロシンガー、作曲家として、三部作「パパ・ヘミングウェイ」「うたかたのオペラ」「ベル・エキセントリック」を発表した1979年〜1981年。 この「バハマ・ベルリン・パリ 加藤和彦ヨーロッパ3部作」は、オリジナル音源に可能な限り忠実にリマスターされた三部作のCDに、その当時の録音データや加藤和彦手書きのコード譜、安井かずみ手書きの歌詞、レコーディング風景などを紹介したカ ラーの冊子がセットになっています。 この三部作は、いわくつきの作品のようで、「ベル・エキセントリック」のジャケットを飾った金子國義さんの絵画が、あまりに当時の「加藤和彦」の音楽世界にふさわしいものであったため、初CD化の際は、他の「パパ・ヘミングウェイ」「うたかたのオペラ」も金子作品に差し替えられてしまいました。 かつて、オーマガトキから再発された際は、レコードをミニチュアで再現した紙ジャケットは嬉しかったのですが、音源はオリジナルではなく、特に「パパ・ヘミングウェイ」の「レイジー・ガール」では、佐藤奈々子さんの可愛い歌声がカットされていた、という往年のファンには許しがたい内容でありました。 そんな、過去の反省?をふまえて、今回は、当時のエンジニア大川正義さんが、リマスタリングを担当。昔、擦り切れるほど聴きこんだレコードの音が、最新技術により磨かれ、ひときわ鮮明に耳に届けられるのは、嬉しい限りです。 冊子の方も、ジャケットの画像が大きく掲載され、また、フォトでもYMOの3人を始めとする当時の先鋭的なミュージシャンたちの鋭い眼差しが、欧米にもない音楽の創出を目指していた雰囲気をひしひしと感じさせます。 最高傑作は、装丁も、中身の音楽も、芸術の域に達したかのような「ベル・エキセントリック」でしょうか?録音環境が劣悪で、帰国後、かなり手が加えられたそうですが、30分という短い収録時間の中に加藤和彦の音楽美学が結晶化しています。 坂本龍一のソロによるラスト、エリック・サティ作「Je Te Veux(お前が欲しい)」は、虚空に響くワルツであり、消え去った加藤和彦の肖像を飾るにふさわしい曲。

hiro さん | 愛知県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • タイコウチ さん

    3部作のエグゼクティヴ・プロデューサーだった折田育造氏のインタヴューを中心に制作時の関係者の証言を丁寧に集めていて、ページ数は少ないものの予想以上に読み応えのあるブックレットだった。デザインもこのサイズでLP盤ジャケットのオリジナル・デザインを活かしつつ、歌詞を1曲ずつ独立させて読ませるよう工夫され、安井かずみの直筆の歌詞や加藤和彦の書いた譜面なども含めて、作品への愛情と敬意が伝わる丁寧な編集がうれしい。CDの方も、以前紙ジャケで出たときのいくつかの謎の瑕疵も改善され、佐藤奈々子の声も「復刻」されている。

  • nightowl さん

    やはり以前のCD盤とは異なる「パパ・ヘミングウェイ」と「うたかたのオペラ」のLP盤音源がCD化されたのが何よりも嬉しい。尚、レコーディングエピソードでは最も切羽詰まっていたことが分かる「ベル・エキセントリック」も音が大きくなり聞き取りにくい部分の無いように調節されている印象。これら三枚のアルバムのように優雅で洒落た音楽がまた聴ける日が来るのだろうか。また、「あの頃、マリーローランサン」と「ヴェネツィア」も当時の資料があれば同様の本を出版して頂きたい。

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