恐怖箱 亡霊交差点 竹書房怪談文庫

加藤一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801928848
ISBN 10 : 4801928846
フォーマット
出版社
発行年月
2021年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
223p;15

内容詳細

生活の上で避けては通れない移動手段、乗り物に纏わる実話怪談集。乗降者のいない停留所で必ず停止しドアを開けるバス。その意味は…「次、止まります」、カーステレオから突然流れる「私この部屋で死にました」の声…「カセットテープ」、持ち回りのカミサンを神輿に乗せ、車で祖父と運んだ謎の記憶。だが祖父は生まれる前に死んでいて…「負託」、事故で死んだ幼馴染みの魂と旅するつもりで乗った夜行列車。そこで見た不思議な夢…「ほんとうのさいわい」他、ひきこもりになりそうな36話を収録。一度乗ったら止まるまでは降りられないのが乗り物の恐怖。同乗者にはくれぐれもご注意を。

目次 : 羽ばたき(煙鳥)/ 真夏の旅客機(煙鳥)/ 打ち上げ(戸神重明)/ 月の裏(煙鳥)/ 日本海岸、スーパーカブ(高野真)/ 庄内沖、水上バイク(高野真)/ ニュータウンの怪(高田公太)/ 車椅子を押す人(つくね乱蔵)/ 壊れかけのRadio(加藤一)/ 古い物置(内藤駆)〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    実話怪談集。テーマがある本シリーズですが、今回のお題は乗り物。最も人口に膾炙したタクシー怪談等あるし、乗り物と怪談は相性がいいのではないかと読み始めたのだが…。名高い著者は良いものを書いているのだが、今回玉石混交の石が多いイメージ。というのもこんな物を目撃した。とかこんな事があった。という起こった出来事をそのまま書いている作品の多い事。調理される前の材料をそのまま出されて来たような。個人的に上手い怪談には必ずかそけさや不安定な揺らぎみたいな物が含まれていると思うから、こういうダイレクトなのはちょっと…。

  • ネムコ さん

    道、自動車を始め、飛行機、水上バイク、ボート、自転車など。最後の『ほんとうのさいわい』は泣けた。

  • キナコ さん

    14人の作者で構成された全36話の短編ホラー。個人的には『シンソウ』『ほんとうのさいわい』がイチオシ。ただ怖いだけでなく、幽霊の気持ちというか、語り手の不安だけでない描写が良い。 原因が分からない怪異も好きですが、今回の作品の中にはわざとそういうオチとして持ってきているのかが分からないのもあり、やや困惑。でも全体を通しては面白かったです。

  • 海星梨 さん

    KU。「星に願いを」、またつくねさんが子どもをryと思ったら加藤さんだった。なかなか、集中力がもたないというかあんまりシンクロできなかった。

  • qoop さん

    乗り物にまつわる実話怪談集。そう聞いて浮かんだ第一印象は直接的な脅威を身近に感じる閉塞感のあるものだったが、面白かった作品はむしろその逆。空を飛ぶ怪異を見上げる視点で書かれている煙鳥氏の掌編〈羽ばたき〉〈真夏の旅客機〉が印象に残った。またそれと反対に、自分が乗車している話では加藤一氏〈代々木→恵比寿〉が秀逸と感じる。いずれも呆気に取られ、体験者が置き去りにされているような感覚が伝わってくる作品。これは我ながら意外だな、と。乗り物への異物感をクローズアップされたかのようだった。

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