掌の中の小鳥 創元推理文庫

加納朋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488426033
ISBN 10 : 4488426034
フォーマット
出版社
発行年月
1970年01月
日本
追加情報
:
15cm,285p

内容詳細

ここ“エッグ・スタンド”はカクテルリストの充実した小粋な店。謎めいた話を聞かせてくれる若いカップル、すっかりお見通しといった風の紳士、今宵も常連の顔が並んでいます。狂言誘拐を企んだ昔話やマンションの一室が消えてしまう奇談に興味はおありでしょうか?ミステリがお好きなあなたには、満足していただけること請け合い。―お席はこちらです。ごゆっくりどうぞ。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さてさて さん

    『あなたがどんな人間なのか、決めるのはあなた自身なのよ』という考え方を導き出していく紗英。どこか不思議感のある紗英と抜群の推理を発揮していく圭介の深まっていく関係。各短編の謎解きの面白さと、紗英と圭介の恋の行方、そして舞台となるバー『EGG STAND』に流れるゆったりとした独特な空気感が魅力のこの作品。どこまでも優しい加納さんの眼差しをそこかしこに感じるこの作品。それは「ななつのこ」をベースに、ちょっと大人の味を入れてシェイクした、優しい感情の中に爽やかな味わいを残すカクテルのような、そんな作品でした。

  • 紅はこべ さん

    実は加納さんの作品で一番好き。ミステリとしても、恋愛小説としても。これで完結はしているけど、続編があってもいいな。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    短編集。チェックはしていたけど読む機会がなかった加納さんを来月の新作が出る前にと初めて読んだ。日常の謎系の自分の好きなタイプで面白かった。解説もイイ感じ。

  • papako さん

    加納作品コンプリートにむけて。加納さんらしい連作短編集。日常の謎系です。圭介という主人公視点の探偵がスマートでしたたかで意外かも?謎の度合い、紗英のキャラとエッグスタンドというバーと女性バーテンダー泉、謎の常連先生など、とても魅力的でした。何より一途に恋愛する二人が良かった。とても加納さんらしく楽しめました。

  • aquamarine さん

    アンソロジー「自薦 THE どんでん返し2」に表題作が載っていてとても良かったので元作品のこちらも手に取ってみました。ここでは連作になっていますが、表題作は一話目だったので単品で読んでも問題なかったようです。どの短編もするっと心に溶け込んで、でもふっと印象深い言葉を残していきます。伏線回収の見事なミステリでありながら優しい恋愛小説でもあるこの世界を十分堪能しました。印象深い言葉からひとつ…「知ってる?明日っていうのは永遠にやってこない日のことを言うのよ。」「向こうから来ないんじゃ、こっちから行かなきゃね」

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人物・団体紹介

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加納朋子

1966年福岡県生まれ。文教大学女子短期大学部卒。92年『ななつのこ』で第三回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。95年「ガラスの麒麟」で第四十八回日本推理作家協会賞を、2008年『レインレイン・ボウ』で第一回京都水無月大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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