星を運ぶ舟

前田昌良

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784763011343
ISBN 10 : 4763011340
フォーマット
出版社
発行年月
2011年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,99p

内容詳細

前田昌良の作品は、絵画と小さな動くおもちゃで構成され、そこに添えられた前田自身の言葉が一体となって独特の世界をつくる。子どもの頃から大切にしてきた絵本のように、そばに置きたい魅力をもつ作品集。

【著者紹介】
前田昌良 : 画家/1956年大阪市生まれ。1983年東京藝術大学大学院修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    小川洋子の小説「猫を抱いて象と泳ぐ」の表紙に、リトル・アリョーヒンという少年の人形を作った前田昌良の作品集。まるで少年が作った雑貨のような素朴な小物に、彼の絵画を背景にした世界が、小川洋子の小説のように内向きで閉じた感じがする。『星座を描く少年』という文を小川洋子が巻頭に書いている。彼女の小説は、まるで星座のように、ばらばらに散らばっていたはずのそれらがようやく正しい場所を探し当てたかのごとく、肩を寄せ合っているようである。彼女にもどうしてこの小説を書くことになったのか、いつも説明できないと言いつつ。

  • 風眠 さん

    どこか牧歌的で、ノスタルジックで、でもスタイリッシュで、ちょっと怖い感じ。なんだろう?なんて表現したらいいんだろう?次の瞬間には最悪な何かが起こってしまう、その手前の瞬間、とでも表現すればいいのか。絵画と動くおもちゃで表現される前田昌良さんの世界観は、じっと見つめていると胸騒ぎがしてくるような落ち着かない感じがする。アートに関してはまったくの素人なので、見当違いな事を言っているのかもしれないけれど、彼の世界観と、小川洋子さんの世界観は、とても似ていると感じた。「星の生まれる積み木」が星空泥棒みたいで好き。

  • 二藍 さん

    小川洋子さんの『猫を抱いて象と泳ぐ』の表紙を飾った作品の作家さん。プロローグは小川洋子さんが短いお話を寄せています。『まだ魔法の解けていない男』と自らを称する前田さんの作品は、どれも玩具のように素朴で、棘がない。さびしさやかなしみや、そんな痛みを内包していながら、そっとほほえんで、どこかへすこしずつ歩みを進めている。『楽しいけど悲しい』というオルゴール、『マンテーニャの天使』のやわらかそうな肌、そして『リトル・アリョーヒン』の毅然とした立ち姿。彼らのまなざしは心地いい。

  • さく さん

    表紙に一目惚れしました。もちろん中身も素敵でした。小川洋子さんのプロローグから始まり、前田昌良さんの作品の写真と文書が載っていて、まるで個展に来たみたいです。星の形が隠れた積み木がお気に入りです。夜空の星は寂しい時には思い出すもの。

  • rin さん

    ★★★★★…私の中で前田さんの作品と小川洋子さんの小説はセットになっている。小川さんの小説『猫を抱いて〜』を読んで以来、前田さんの作品を見ると小川さんの小説を思い出し、小川さんの小説を読めば前田さんの作品を思い出す。だからこの本を見つけたときは興奮した。2人の世界観は似ている…と私は思っている。静かで温かくて、でもどこか憂いを含んでいるところが。作品を見ていたら、やっぱり小川さんの小説が読みたくなった。

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