ハッキリ言わせていただきます! 黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題

前川喜平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087861105
ISBN 10 : 4087861104
フォーマット
出版社
発行年月
2019年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;19

内容詳細

最近の日本の政治、教育、社会……
ちょっとおかしなことが多すぎませんか?

世の中の動きに、何も言わずに黙ってスルーしていると、
いつのまにか物事がどんどんアブナい方向に進んでいたり、
私たちにとって、日本の未来にとって、とても重要な問題が
きちんとした批判に基づいてしっかり議論されることなく
短時間で決まってしまったりすることが増えています。

どう考えてもおかしなことが平然とまかり通ってしまう
理不尽だらけの日本の社会とどう向き合えばいいのか。
そこに不可欠な、健全な批判でもっと議論を深めるための
正しい「批判のお作法」をどうやって身につければいいのか。

大阪のおばちゃん、谷口真由美と、
奈良のおっちゃん、前川喜平ががっちり対談。
黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題に、
激アツトークで鋭くツッコミ入れさせていただきます!!


【目次】
第1章  「お上意識」が日本をダメにする
第2章  ヤンキーとカオスとラグビーで批判力を磨く
第3章  教育が直面している厳しい現実
第4章  政治が直面している厳しい現実
第5章  憲法が想定した人間を目指す
第6章  批判に疲れた人たちへ


【著者プロフィール】
前川 喜平(まえかわ きへい)
元・文部科学事務次官 現代教育行政研究会代表
1955年、奈良県生まれ。東京大学法学部卒業。
79年、文部省(現・文部科学省)入省。94年、文部大臣秘書官。
2010年、大臣官房総括審議官。12年、大臣官房長。
13年、初等中等教育局長。14年、文部科学審議官、
16年、文部科学事務次官。17年、退官。
現在、自主夜間中学のスタッフとして活動しながら、
講演や執筆を行っている。著書に、『面従腹背』(毎日新聞出版)、
『これからの日本、これからの教育』(寺脇研氏との共著。ちくま新書) など。

谷口 真由美(たにぐち まゆみ)
大阪国際大学准教授 全日本おばちゃん党代表代行
1975年、大阪府生まれ。国際人権法、ジェンダー法などが専門分野。
非常勤講師を務める大阪大学での「日本国憲法」講義が人気で、
一般教養科目1000科目の中から学生の投票で選ばれる
“ベストティーチャー賞”こと「共通教育賞」を4度受賞。
TBS系『サンデーモーニング』、朝日放送『おはよう朝日です』『キャスト』、
ABCラジオ『伊藤史隆のラジオノオト』はじめ、
TV、ラジオ、新聞のコメンテーターとしても活躍。
2012年、おばちゃんたちの底上げと、オッサン社会に愛とシャレで
ツッコミをいれることを目的に、Facebook上のグループ
「全日本おばちゃん党」を立ち上げ、代表代行を務める。
著書に、『日本国憲法 大阪おばちゃん語訳』(文藝春秋)、
『憲法って、どこにあるの?』(集英社)など。

【著者紹介】
前川喜平 : 元・文部科学事務次官。現代教育行政研究会代表。1955年、奈良県生まれ。東京大学法学部卒業。79年、文部省(現・文部科学省)入省。94年、文部大臣秘書官。2010年、大臣官房総括審議官。12年、大臣官房長。13年、初等中等教育局長。14年、文部科学審議官、16年、文部科学事務次官。17年、退官。現在、自主夜間中学のスタッフとして活動しながら、講演や執筆を行っている

谷口真由美 : 大阪国際大学准教授。全日本おばちゃん党代表代行。1975年生まれ。大阪府大阪市出身。国際人権法、ジェンダー法などが専門分野、非常勤講師を務める大阪大学での「日本国憲法」講義で、“ベストティーチャー賞”こと「共通教育賞」を4度受賞。TV、ラジオ、新聞のコメンテーターとしても活躍。2012年、Facebook上のグループ「全日本おばちゃん党」を立ち上げ、代表代行を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Isamash さん

    2019年出版の前川喜平と谷口真由美(大阪国際大学准教授)の対談書。行進練習を嫌というほどやらされた中学時代の教育を思い出した。残念ながら現在は教育の軍事教練化が一層進んでいるらしく悲しくなった。戦前の修身を復活させた様な「道徳」を通しての順応教育、自己犠牲の賛美が進行中とか。今の産業界、そして日本国全体でも世界に伍していける独自性の強い人間が必要とされているにも関わらず。そうなっていない教育行政の現状は、真の国益に沿っていないと思うのだが。結局、公立教育のお先は絶望的で、名門私立に逃げるこむしか無しか。

  • takeapple さん

    現政権の酷さが1つ1つ明らかになる。批判の作法、シチズンシップ教育、憲法教育ってとっても大事で、それが社会科教師の役目何だと再認識。それにしても社会科学習指導要領に天皇を敬うことっていつのまに!早速じっくり読まないと!そしてどうするか考えていかないとダメだ。

  • まゆまゆ さん

    大学准教授と元文科省事務次官による対談。憲法を中心に現在の政治状況や教育行政について批判を展開していくが、批判は愛のあるもので、その先にある理想を信じて行うものであること、発言には責任が伴うことを明らかにして、正しく批判していく重要性を説いている。言ってもムダだとして沈黙する人、投票にすら行かない日本人が多いのは、正しく批判することを教えられなかったから。自立という言葉がここでも重くのしかかる。

  • そーすけ さん

    221*著者たちと大体同じ考えなので、復習読書といった感じ。主権者教育が足らないんだよなぁ。むしろ、道徳が教科化されたりして、「お上の言うことに黙って従え」という方向性が強化されているし。不審者対策と称して、子どもの名札が登下校時に外されるというのはビックリした。社会科の学習指導要領に、「天皇を敬愛する」と書かれているというのにも、驚いた。愛の押し付け。何も変わらないように見えても、間違っていることには、間違いを指摘し続けねば。そして、主権者である我々ひとりひとりが、賢くならねば。

  • MK さん

    元文部科学事務次官の前川さんと大学准教授の谷口さんの対談本。おかしなことが平然とまかり通ってしまう理不尽だらけの今の日本社会とどう向き合うか、書かれている。 まさに本の題名どおり「ハッキリ」言っており、全般にわたって共感することが多かった。 多くの人に読んでみてほしい本だと感じた。

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