冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場

冲方丁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784797673319
ISBN 10 : 4797673311
フォーマット
発行年月
2016年08月
日本
追加情報
:
222p;19

内容詳細

2015年8月、各マスコミがいっせいに報じた人気作家、まさかの「DV逮捕劇」。9日間にわたって渋谷警察署の留置場に閉じ込められたのち釈放、不起訴処分が下された。この体験を通じて、冲方氏が失望を禁じえなかったのが、世間の常識などいっさい通用しない警察、検察、裁判所の複雑怪奇な実態だ。誤認逮捕や冤罪を生み出しかねない「司法組織の悪しき体質」を変えるには?ベストセラー『天地明察』の作家が世に問う、日本の刑事司法の不条理な現実。

目次 : 冲方丁逮捕!/ 留置場生活のはじまり/ ハズレの検事/ セルフ身代金/ 裁判官はハンコ屋/ 最悪の事態/ 悪魔の証明/ 2度目の検察庁/ 釈放決定/ 監禁から軟禁へ/ 不起訴処分/ 社会復帰/ この事件が意味するもの/ 周防正行×冲方丁―日本の刑事司法、諸悪の根源は?

【著者紹介】
冲方丁 : 1977年生まれ、岐阜県出身。小説家、アニメ脚本家。96年に『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞し、デビュー。2003年に『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞を受賞。10年に『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文芸賞を受賞。12年に『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • スパシーバ@日日是決戦 さん

    {2016年} 「週刊プレイボーイ」に連載されたものの書籍化。2015年8月、別居中の妻への傷害容疑で逮捕され9日間留置場に勾留されたのち釈放され、10月に不起訴処分が下される。妻の代理人から「私は夫を訴えていません」との書類が届く(ならば、だれが私を訴えた?)。にもかかわらず3000万払えば和解に応じると言う。警察の役割は被疑者の言いぶんを聞き事実を裁くことであって、取調室で自白を強要し、謝罪させ、そのうえ更生まで誓わせようとするから違法な取り調べになる、との鋭い指摘。「喜劇」と一笑に付すとは..。

  • ずっきん さん

    警察小説好きとして、留置所と取り調べのリアルな空気が非常に興味深かった。

  • 山田太郎 さん

    この前一時停止で警察に捕まって、見通しのこんないいところで減速だけで止まってないとか言われ揚げ足取りだろと思ったけど、ケンカしても勝てるわけないので、だまっていうこと聞いたけど、最後に安全運転心がけてくださいと言われ余計なお世話だと思った。ということで、奥さんとのところがはっきり書かれてないので、なんかすっきりしない読後感です。

  • それいゆ さん

    妻との間に何があったのか書かれていないので、何とも言いようがありません。そこが知りたいのですが、書くことができないのでしょう?もう30年前のことですが、私は刑事に調書を取られたことがあります。職場に出向いてきた刑事に長時間事情を聞かれ、調書に拇印を押すよう求められました。見事な作文でした。その当時は拒否することなど考えもしなかったので、言われるままに押しました。調書は、自分が供述したとおりの内容ではなく都合よく書かれていたので、異議を申し立てればよかったと悔やんでいます。今なら少し違った応対ができそうです

  • 鱒子 さん

    図書館本。妻へのDV嫌疑、手錠に椅子拘束、度重なる取り調べの理不尽さ。ーー奥さんサイドの事が全く分からないので、本書と事件の真偽のほどは、別の話とするしかないのかも。私にとってこの本は、有名作家による留置所体験レポート、かつ冤罪量産システムへの批判である という認識です。冤罪ならば、サイン、拇印、一切だめ絶対。勉強になりました。

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人物・団体紹介

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冲方丁

1977年岐阜県生まれ。96年大学在学中に「黒い季節」で第1回スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。以後、小説のみならず、ゲーム、コミック、アニメと活動を広げる。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、10年『天地明察』で第31回吉川英治文学賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文

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