アウシュヴィッツの手紙

内藤陽介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784908073182
ISBN 10 : 490807318X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
追加情報
:
192p;21

内容詳細

アウシュヴィッツ強制収容所の実態を、主に収容者の手紙の解析を通して明らかにする郵便学の成果!手紙以外にも様々なポスタルメディア(郵便資料)から、意外に知られていない収容所の歴史をわかりやすく解説。

目次 : 1 “アウシュヴィッツ”以前(シロンスクの小邦/ ハプスブルク帝国の国境/ ユダヤ系住民の葉書/ 第一次大戦中の検閲印/ ハプスブルク帝国の崩壊とポーランドの独立)/ 2 強制収容所(オシフィエンチム占領/ 強制収容所のルーツ/ ダッハウ・モデル/ 推奨のよるとユダヤ系ポーランド人/ アウシュヴィッツ強制収容所の創設/ アウシュヴィッツ第一収容所/ アウシュヴィッツ第二収容所(ビルケナウ)/ アウシュヴィッツ第三収容所(モノヴィッツ)/ アウシュヴィッツ収容所の終焉)/ 3 アウシュヴィッツの手紙(“アウシュヴィッツ”初期の葉書/ アウシュヴィッツかオシフィエンチムか/ クリスマスと小包/ 収容者の差し出した葉書/ 差出地を偽装した葉書/ 女性収容所からの葉書/ 一九四三年のレターシート/ 一九四四年のレターシート/ アウシュヴィッツに動員されたフランス人)/ 4 戦後ポーランドとアウシュヴィッツの切手(ベルゲン・ベルゼンとアウシュヴィッツ/ ポーランドの共産化/ 戦後ポーランドのポグロムとヘス裁判/ ゴムウカ政権下のアウシュヴィッツ切手/ アウシュヴィッツの聖者/ ピレツキの名誉回復)

【著者紹介】
内藤陽介 : 1967年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。郵便学者。日本文藝家協会会員。フジインターナショナルミント株式会社顧問。切手などの郵便資料から、国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を提唱し、活発な研究・著作活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • テツ さん

    郵便学という馴染みのない学問から見るアウシュヴィッツの実態。当時の葉書や切手から読み取れるドイツや強制収容所の様子。記録は残るという当たり前のことに感心した。素人すぎてこんなことしか書けませんがとても面白い学問なんだなあと思いました。現代に生きるぼくたちが過去の出来事に罪悪感を抱く必要はないけれど、やらかすに至る過程や、その過程で国や人々がどのようにズレて(狂ってはいなかったんだろう。きっと)いったのかを知ることが、同じことを繰り返さないために必要なんだろうな。

  • Miyoshi Hirotaka さん

    強制収容所は英国が発明。ドイツと米国がシステム化し、好まざる人々を収容した。その後、共産国が劣化コピーし、自国民に対して牙を剥く道具になった。ドイツが国家の意思と計画のもとに行ったことを擁護するつもりはない。一方、ナチスのみを絶対悪とすることは、同時期に行われた同等またはそれ以上の人権侵害を免責にし、現在進行形の国家犯罪に無関心になる。郵便資料からは収容者と外の家族との通信が正常に機能していたということがわかる。それだけにホロコーストが日常業務として行われていたというグロテスクなアンバランスが浮き上がる。

  • hdo obata さん

    フィラテリー(郵便学)という学問?がある事を初めて知った。この切り口からのアウシュビッツ強制収容所を語っている。強制収容所のルーツは英国である。ボーア戦争での焦土作戦の一環として行ったものがいわばはしりである。米国も日系人に対するものがあるし、ソ連も有名であり、中共のウイグル人に対するモノが現在進行形としてある。こう言うと問題がどんどん拡散していってしまうが、結論として誰も「絶対善」の立場で「絶対悪」のナチスの所行を非難できないということか? しまらない結論になってしまった。

  • トッド さん

    切手⇒政府イデオロギー。独強制収容所←英ボーア戦争モデル。収容所死者(ボーア戦争4万、日本国内連合軍3500、泰緬鉄道12619、ソ連ラーゲリ数百万)。アウシュビッツ⇒ダッハウのコピー、最初は波捕虜と政治犯、後ユダヤ人。ガス室虐殺。ARBEIT MACHT FREI←小説タイトル、ワイマール国標語。ハンガリー寝返り抑止で占領⇒大量のユダヤ人移送。RSHA郵便工作。波一般感情⇒ユダヤ人片付いてすっきりした。ユダヤ人キリスト教徒のユダヤ認定⇒独〇、以色列×。独収容所は手紙小堤が可能に対しソ連シベリア抑留は禁止

  • Naotaka Nonogaki さん

    映画「サウルの息子」を読む勇気が出なくて代わりにこんな本を。図版は葉書や切手ばかりだけど、十分重い。

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人物・団体紹介

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内藤陽介

1967年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。郵便学者。日本文芸家協会会員。切手等の郵便資料から国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を提唱し、研究著作活動を続けている。また、2022年より、オンライン・サロン「内藤総研」を開設、原則毎日配信のメルマガ、動画配信など、精力的に活動中(本データはこの書籍

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