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1889‐1971。小説家、随筆家。岡山市の造り酒屋の一人息子として生れる。東大独文科在学中に夏目漱石門下となる。陸軍士官学校、海軍機関学校、法政大学などでドイツ語を教えた。1967年、芸術院会員推薦を辞退。酒、琴、汽車、猫などを愛した。本名、内田栄造。別号、百鬼園(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
『ノラや―内田百けん集成〈9〉 ちくま文庫』より
投稿日:2009/12/04
この世とあの世の境の土手をふらふらと伝い歩く作者の代表作。
白塗りのサル さん
投稿日:2010/08/02
この本、タイトルがずばり『御馳走帖』なものだから、さぞ美味いものを喰ったという話が続くのかと思いきや、美味いものを食い損ねたとか、美味いはずがまずかったと言う話もちょくちょく混ざっていて、滑稽なエッセイ集です。 たとえば、子供の頃に薄汚い色をした沢庵を食べさせられ嫌いであったがしばらく食べないでいると逆になんだか食べたくなり、そんな気持ちでいたところたまたま京都でそういう薄汚い沢庵に出会い嬉しがっていたら、手土産にどうぞと3本ばかしその沢庵を箱に入れたのを渡され寝台列車で帰途に着いたのだが、乗員がベッドメーキングのとき、よりによってその沢庵を暖房機の上に置いたものだから、箱の中の沢庵が蒸されてすさまじい臭気が客室内に立ち込め、自分も臭くていやになったし、他人も迷惑だろうと気が気でなかっただとか、そういう短いエッセイが、ざっと見たところ50本くらいあるでしょうか。 たいへん面白く楽しいです。お勧めです。
ポルツマン さん |30代
投稿日:2021/03/05
今でこそ「ペットロス」という言葉や、ペットを失ったことで苦しむ人が多いことは広く認知されているが、「ノラや」は昭和30年代の話だ。家で飼っていた愛猫ノラが大雨があった日を境に姿が見えなくなってしまう。飼い主は既に65歳を過ぎた老文豪で、ノラのことが心配でご飯も喉を通らない日々。傍から見れば滑稽であり、しかし猫や犬を失ったことがある方なら涙なくして読めない。私は本作は漱石の「吾輩は猫である」、佐野洋子さんの「100万回生きたねこ」などと並ぶ日本を代表する猫本の傑作随筆だと思う。
タカノブ さん
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ありがとうございました
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