街場の天皇論

内田樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492223789
ISBN 10 : 4492223789
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
追加情報
:
247p;19

内容詳細

ぼくはいかにして天皇主義者になったのか。立憲デモクラシーとの共生を考える待望のウチダ流天皇論。

目次 : 1 死者を背負った共苦の「象徴」(私が天皇主義者になったわけ/ 改憲のハードルは天皇と米国だ/ 天皇の「おことば」について ほか)/ 2 憲法と民主主義と愛国心(「大衆」の変遷/ 山本七平『日本人と中国人』の没解説/ 陸軍というキャリアパスについて ほか)/ 3 物語性と身体性(忠臣蔵のドラマツルギー/ 世阿弥の身体論/ 武道の必修化は必要なのか? ほか)/ 特別篇 海民と天皇

【著者紹介】
内田樹 : 1950年生まれ。思想家、武道家、神戸女学院大学名誉教授、凱風館館長。著書に『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書、第6回小林秀雄賞受賞)、『日本辺境論』(新潮新書、新書大賞2010受賞)など多数。2011年4月に多ジャンルにおける活躍を評価され、第3回伊丹十三賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おさむ さん

    内田先生の天皇論は、残念ながらまとまりに欠けて、読みづらい。2007年から17年までという長いスパンの論考を1冊にまとめてしまったことが要因だろう。同じ人間も10年も経てば、思考法や文章の書き方が変化する。内田先生もそうだ。天皇は霊的権力であり、世俗権力との二重構造が長らく統治システムとして機能した。そして私たちは立憲民主主義と天皇制をすり合わせる深い議論をしないままでここまで来ている、との指摘は的を射ていると思う。

  • Twakiz さん

    定期的に読みたくなるウチダ先生の論考本.自分の頭では半分くらいしか理解できないが「こんなことを考える人がいるのだ」と驚嘆できるのがウチダ本.国民国家と株式会社(いまの安倍政権は国家を株式会社と勘違いしていないか?という部分)の寿命の話や源平合戦を「海の民と陸の民が野生の力をいかに人間の世界に発現させるかを競った争い」をとらえる視点など,やはりへぇぇ・・と恐れ入る.「忠臣蔵」の中心にあるのは「全権を握っている者が何を考えているかわからないこと」ふむ.読みたくなるのを禁じ得ない.

  • ちさと さん

    内田先生って変わってますよね。現政権=右に対しては批判的だけど、天皇制には賛成。与党=右とは言えないとしても普通の立場ではない。本書は内田先生があちこちで書かれた天皇論を寄せ集めたもので、話は飛び繰り返しも多く体系的にまとまっているとは言いがたい1冊でした。天皇制と立憲民主制という相容れざるものが拮抗しつつ共生することで、国民も知恵を絞って活力を生み出すと書かれていました。さて、所得が伸びない現役世代がメジャーになった時、自分達の生活も安定しない状況の国民が天皇に対して興味を持てるか、どうなんでしょうね。

  • mm さん

    来年の今頃は「平成」にも別れを告げています。なにやら名残惜しいです。というわけで?天皇論を読んでみます。内田さんが、ネット上にあげたものとか、エッセイとか、とりあえず天皇にかすっている文章を、編集さんがせっせと集めたら本1冊分くらいになっていたという、天皇論としてはゆるい仕上がりです。ガチで天皇論と言えるのは、序盤の、天皇陛下のお言葉が発表された後に、インタビューに答えたり、書いたりしてるものですね。天皇の象徴的行為は「鎮魂」と「慰藉」という、今生天皇が模索された答えにはやはり胸を打たれます。

  • Tenouji さん

    最後の海の民と陸の民のせめぎ合いという発想は面白い!

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内田樹

1950年生まれ。思想家、武道家、神戸女学院大学名誉教授、凱風館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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