日本戦後史論

内田樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784198639068
ISBN 10 : 419863906X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
白井聡 ,  
追加情報
:
245p;19

内容詳細

右傾化する日本と世界、新米保守という矛盾、領土問題の本質、反知性主義ともいえる現状……。この国が来た道、行く道を、『日本辺境論』『街場の戦争論』などの内田樹氏と『永続敗戦論』で大注目の論客、白井聡氏が縦横無尽に語りつくす。「敗戦の否認」という呪縛や日本人に眠る「自己破壊衝動」など、現代日本に根深く潜む戦後史の問題の本質をえぐりだす。戦後70年、集団的自衛権や憲法改正の問題を考える前に、ぜひ読んでほしい一冊。

著者
1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。神戸女学院大学文学部総合文化学科を2011年3月に退官、同大学名誉教授。専門はフランス現代思想、武道論、教育論、映画論など。著書に、『街場の現代思想』『街場のアメリカ論』(以上、文春文庫)、『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書・第6回小林秀雄賞受賞)、『日本辺境論』(新潮新書・2010年新書大賞受賞)、『街場の教育論』『増補版街場の中国論』『街場の文体論』(以上、ミシマ社)など多数。第3回伊丹十三賞受賞。現在、神戸市で武道と哲学のための学塾「凱風館」を主宰している。

1977年東京生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位修得退学。博士(社会学)。専門は、政治学・社会思想。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学非常勤講師、文化学園大学服装学部服装社会学科助教等を経て、2015年4月から京都精華大学人文学部総合人文学科専任教員に就任予定。2013年『永続敗戦論――戦後日本の核心』で第4回いける本大賞、第35回石橋湛山賞、第12回角川財団学芸賞を受賞。

【著者紹介】
内田樹 : 1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。神戸女学院大学名誉教授。専門はフランス現代思想、武道論、教育論、映画論など。著書に、『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書・第六回小林秀雄賞受賞)、『日本辺境論』(新潮新書・2010年新書大賞受賞)など多数。第3回伊丹十三賞受賞。現在、神戸市で武道と哲学のための学塾「凱風館」を主宰している

白井聡 : 1977年東京生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位修得退学。博士(社会学)。専門は、政治学・社会思想。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学非常勤講師、文化学園大学服装学部服装社会学科助教等を経て、2015年4月から京都精華大学人文学部総合人文学科専任教員に就任予定。2013年『永続敗戦論―戦後日本の核心』(太田出版)で第4回いける本大賞、第35回石橋湛山賞、第12回角川財団学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おさむ さん

    「街場のアメリカ論」と「永続敗戦論」のぶつかり合いといった趣の対談本。両者に通じるのは、米国は国家としての日本に愛情を持った事などなく、自らの国益しか考えていない。長期化した対米従属主義により、日本に蔓延したことなかれ主義と一種の自己破滅願望。そして安部政権に対する厳しい視線ですね。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    対談集。白井先生:愛国心は、ならず者の最後の避難場所という警句があると紹介(5頁)。 右傾化と金儲けの親和性(56頁〜)。やらしい共犯関係だね。立命館大学が、絶命館大学(108頁)と揶揄されているが、一流大学だからなんとか変革してほしいと思う。内田先生:安倍首相は人格解離しているという(202頁)。白井先生:晋太郎の話が出てこないのはなぜか?(204頁)

  • いろは さん

    反安倍で有名な内田樹。しかし、この作品は、支持安倍の人も反安倍の人も、また、私のように歴史の知識がない人でも読んでいて大変面白い作品だと思う。それはもしかしたら、対談相手の白井聡のお陰かもしれない。何事も反対すると感情論になると言うが、この作品は、冷静で知性があると言える。そして、私がこの作品で最も好きなところは、内田樹が自身に心理的に「ねじれ」があると言っているところだった。日本の『北朝鮮化』の話題では笑ったが、「ねじれ」を認めているのが好ましい。それにしても、日本に、安倍に、政治に、より知性を求める。

  • onasu さん

    日本は戦争に負けた割には、幸運な巡り合わせで、これまで充分過ぎるほど上手くやってこれた、てのが前世紀末時点。  そこから内外共に諸々の変化があった。だから、現政権も戦後レジームからの脱却なんて言って、その変化を捉えてはいるのだけど、そのとらまえ方が怪しい。  何をしようとしているのか、そして何を目指しているのか。本邦は、本邦の者が守っていかなくてはならない。しかし、相手のあることで都合のいい解釈は禁物だ。  お二方とも、4月から京都の同じ大学にお勤めとか。近くだったら、講義に潜り込みたいな、なんて。

  • おおにし さん

    内田先生と白井氏の対談は予想通り面白く、上質な話芸を堪能した満足感がある。だが、単に読み終えただけで終わってよいのだろうか。内田先生はあとがきに「読者の知性を信じる」と書いているが、お二人にインポ・マッチョで人格乖離と批判されている安倍首相の暴走はさらに加速している。このまま手をこまねいていてよいのか、私に出来ることは何だろうかと読後だんだん気持ちが重くなってきた。韓国ではこの3年間に内田先生の本が10冊翻訳されたそうだ。もしかして韓国人の方が今の日本が抱える問題の本質を理解しているのかもしれない。

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内田樹

1950年生まれ。思想家、武道家、神戸女学院大学名誉教授、凱風館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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