「医療的ケア」の必要な子どもたち 第二の人生を歩む元NHKアナウンサーの奮闘記 シリーズ・福祉と医療の現場から

内多勝康

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784623083985
ISBN 10 : 4623083985
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;20

内容詳細

近年、何らかの医療処置が必要でも退院できる人が増えています。「医療的ケア」とは、病院などでおこなう「治療行為」とは区別して、退院後の暮らしを維持するために欠かせない処置のことを総称する表現です。NHKアナウンサーだった著者が、退職して選んだ第二の人生の働き場所は、「もみじの家」という子どもの医療的ケアをおこなう福祉施設でした。ハウスマネージャーとして奮闘するその視点から、医療的ケアとはどういうものなのか、その現実と問題点などを考えていきます。

目次 : 第1章 NHKから、もみじの家へ/ 第2章 医療的ケアの現実にせまる/ 第3章 福祉とは何か?/ 第4章 医療的ケア物語/ 第5章 もみじの家を見てください/ 第6章 僕のできることは?

【著者紹介】
内多勝康 : 1963年、東京都生まれ。東京都立竹早高校卒業後、東京大学に入学。1986年、同大学教育学部を卒業後、アナウンサーとしてNHKに入局。高松→大阪→東京→名古屋→仙台局などに赴任。これまでに「首都圏ニュース845」「生活ほっとモーニング」のキャスターを務めるなど、多くの番組に出演。2013年、社会福祉士の資格を取得。2016年3月に退職し、国立成育医療研究センターの「もみじの家」ハウスマネージャーに就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たかこ さん

    医療従事者ではないし、周りに医療的ケアを必要とする子がいないので、未知の領域。この本ではじめて、医療的ケアが必要な子の環境などがわかった。またその子をケアするご家族の大変さを思うと、本当にこのような「もみじの家」ができて良かった。難病の子どもを家族だけのものにせず幅広い支援をし、また子どもが子どもらしく安心して過ごせる場所がこれからも増えていきますように。愛知には、「愛知こどもホスピスプロジェクト」が始まりました。近くのところから応援していきます。https://www.achp.jp/

  • かおりんご さん

    保護者から借りた。医療的ケアの子を受け入れる。言葉で言うのは容易いけれど、実際問題なかなかハードルが高い。特に、専門知識のない教員が指導する一般学級へ入学されても、どうサポートすればよいのか、皆目見当がつかない。知的に遅れのない医療的ケア児童ならまだしも、知的に遅れがある子なら、それ相応のトレーニングが受けられる支援学校か学級へ通った方が、その子の能力を最大限伸ばせるのではないかと思う。口が裂けても言えないけどね。

  • emiko さん

    NHkアナウンサーから「福祉」の分野に第2の人生に転職された内多さんの気持ちと、実際の行動はどうであったのかが知りたくて読んだ。想像通りにバソコン関係に四苦八苦されていたが、見事にマスターされて今やハウスマネージャーとして奮闘されている姿に見習いたい所が一杯あった。

  • H Shimomura さん

    衝撃を受けた本。 医療的ケア児の事について詳細に書かれている。 高齢者には介護保険があるが、子どもは放置されている。 もみじの家が全国にどんどん広まり、訪問看護とセットに出来れば子供達の為になるのではないか。 そんな事言ってるだけではダメなので、動こう。

  • ベーコンさらだ さん

    筆者の奮闘記とさぶたいとるにあるとおり。業界に転職したい人には参考になるかも?

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