太平記 6 岩波文庫

兵藤裕己

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003014363
ISBN 10 : 4003014367
フォーマット
出版社
発行年月
2016年10月
日本
追加情報
:
384p;15

内容詳細

観応の擾乱、尊氏の死、有力守護大名の没落のあと、年少の将軍義満の補佐として細川頼之が管領職に就任、その優れた政治によって「中夏無為」の太平の世を迎えることになった。南北朝五十余年の争乱の世を雄渾な筆致で描いた歴史文学の大著完結。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    最後の第6巻です。この巻では約半分くらいが本文で後は資料などや解説が詳細に記されています。史実を織り交ぜた物語ということで古典の太平記というものが物語としてこんなに面白いものだとは全体を読んではじめて感じました。今までは吉川英治やそのほかの簡潔なものしか読んでいませんでしたが、再度読み直したくなりました。確かに佐藤優さんがこれを読みなさいといったわけがわかる気がしました。

  • syaori さん

    「中夏無為」の世になってめでたく終了。出家した南朝の光厳上皇が吉野の後村上帝を訪ねる場面は、創作なのでしょうが南北朝の争いを描いてきた物語の最後を飾るものとしてとても感動的でした。鎌倉幕府の滅亡から足利義満まで、どれほどの人たちが登場し消えていったことでしょう。あわれを感じる暇もなく退場していく人物が多いのですが、登場しては消えていく彼らの放つ一瞬の輝きはこの物語の魅力と活力だったように思います。また彼らが退場しても、その兄弟・子や一族の物語は続いていくことに、無常と人の営みの逞しさも感じさせられました。

  • Francis さん

    ついに読了!この分冊では名管領細川頼之の一族でありながら南朝に下った細川清氏の四国下向から関東公方足利基氏と将軍足利義詮の死までを記す。最後は細川頼之が管領となり天下は平穏になりました、めでたしめでたし、で終わる。相変わらず原作とは大きく異なるであろう中国史のエピソードも満載。太平記は実はとても読みやすく、とても面白いので皆さんも読んでみて。

  • Francis さん

    太平記再読も無事終了。この分冊は足利尊氏・直義兄弟死去後、足利義詮・基氏ら二代目が中心になるので何となく勢いに欠ける気がする。足利義詮が亡くなって皆が悲しみに暮れる中、名管領細川頼之が登場し、天下は太平になりました、めでたしめでたしで終わる。巻末の解説は南北朝正閏問題から水戸史学について語られる。大河ドラマ「青天を衝け」で渋沢栄一翁が高崎城を襲撃しようとまで思いつめた背景にはこの水戸史学があった。出来ればこの解説も精読しておいた方が良い。

  • アメヲトコ さん

    年をまたいでしまいましたが長編物語もついに最終巻。この巻もグダグダで相変わらず続く裏切り、そして基氏と義詮が相次いで死亡。でも細川頼之が管領になって天下は太平に、めでたしめでたしって、何だこのジャンプの打ち切り漫画みたいな終わり方は。光厳法皇が山林抖擻修行に出て吉野で後村上天皇と対面するとかいうトンデモ展開もあってサイドストーリーは面白いです。解説は水戸学について、こちらはあまりこの巻の内容とは関係ないものの読み応えがあります。

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人物・団体紹介

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兵藤裕己

1950年生まれ。専門は、日本文学・芸能論。埼玉大学、成城大学を経て、学習院大学教授。文学博士(東京大学)。著書に『太平記“よみ”の可能性』(サントリー学芸賞、講談社学術文庫)、『声の国民国家』(やまなし文学賞、同)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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