30代記者たちが出会った戦争 激戦地を歩く 岩波ジュニア新書

共同通信社編

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784005008360
ISBN 10 : 4005008364
フォーマット
出版社
発行年月
2016年07月
日本
追加情報
:
225p;18

内容詳細

戦後70年を機に先の戦争を振り返り、ガダルカナル、インパールなどで過酷な戦闘に加わった日本兵の証言を30代の若手記者8人が取材。兵士らがどんな状況におかれ、何をし、どのようにして生き延びてきたのか。現地の様子や記者自身の思いも織り込み、戦地の実相を明らかにする。忘れてはならない記憶として心に深く刻まれる。

目次 : 戦争の発端と経過―中国との戦いが拡大、広範囲に兵送る/ 無謀な戦争(飢餓―腹減らし、逃げ回った ガダルカナル/ 白骨街道―死体に慣れ、人の心なくなった インパール)/ 激戦地で(玉砕―覚悟の突撃、死にに行くんだ サイパン島/ 海戦―敵機で空が真っ黒に フィリピン・レイテ沖)/ 加害を見つめる(ゲリラ討伐―むごい命令、「子どもも殺せ」 フィリピン・ルソン島/ 爆撃―地上の恐怖、想像もせず 中国・重慶/ 掃討作戦―人は簡単に鬼に変わる 中国・華北/ 「慰安婦」―人でなく物のように アジア、南太平洋各地)/ 捕らわれて(抑留―死の恐怖、次は自分か シベリア)/ 戦場体験と現在―「回路」をつなげる努力を/ デスクノート―醜い自画像と、重い問い

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kinkin さん

    去年の暮から戦争、日中・太平洋戦争に関する本を読んでいる。自分の中でモヤモヤしていた戦争のことがおぼろげながら少しわかってきたような気がする。たた分かってきたものは伝聞に過ぎず実体験など到底できるものではない。本書では9名の30代記者が激戦地のことを当時従軍した人たちに直接聞いて書いている。殺戮、略奪、強姦他、生々しい。この本が出版されてから6年余。聞き取り当時に90歳過ぎだからお亡くなりになっている方も多いと思う。この本で分かったことはただ一つ「戦争は人を鬼にしてしまうこと」図書館本

  • nnpusnsn1945 さん

    太平洋戦争の激戦を生き残った将兵からの聞き取りが多いが、捕捉として戦史もカバーできる。太平洋戦争の戦地について知りたいのならばここから読み始めるとおすすめ。ジュニア新書(中高生向け)だが、大人でも充分読むに値するであろう。学校で戦争関係といえば銃後が中心だから戦地のことはまず習わないのだから。軍事オタクの子供がいた場合は、読ませること。無知でいることは右派よりも危うい。好きなことならばどんどん学んでいこう。

  • てつJapan さん

    【良かった】2016年刊。慰安婦問題含め戦争体験者の方や現地を取材した本。取材にはとても勇気がいったと思いますし、読むべき本と思います。「許されても忘れてはいけない」という本文中の言葉を心に留めたいと思います。

  • gissy さん

    第二次世界大戦の本を手に取るたびに思うことがあります。それは、圧倒的な量の出版物があるのに自分はその一割どころか、多分1%ほども読んでないのではないか?戦争体験者の世代の方からもほんの少ししか話を聞いていない自分はこの本の30代の記者の方々が感じた焦りのような感覚を共有できた気がしています。戦争を『こう解釈すべきだ』という答えを求めるのではなく、自分なりの解釈を自分のペースで探し続けることしかできないということを思い知らされます。

  • 本命@ふまにたす さん

    共同通信の記者による、日本の戦争に関する一冊。内容は岩波ジュニア新書らしいが、当時を語る様々な人物への取材などが多数編み込まれており、そこにこの本の特徴が感じられた。

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