消えた都道府県名の謎 意外と知らない「ふるさとの成り立ち」47の物語 イースト新書Q

八幡和郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784781680200
ISBN 10 : 4781680208
フォーマット
発行年月
2016年07月
日本
追加情報
:
207p;18

内容詳細

いまや一般常識となっている47都道府県。地図を見ていると、県名と県庁所在地名が違う県や、各地域が独立しているように見える県など、不思議に感じる点が多々あるが、その背景には明治維新の激動で「消えた府県」の存在があった。公式記録に残っていない幻の県、設置1カ月で消えた県、県庁が半年ごとに変わった県、消滅を繰り返した県、飛び地だらけだった県など、都道府県にまつわる雑学をベストセラー作家が完全網羅。

目次 : 序章 なぜ、都道府県の数は47なのか―誤解だらけの廃藩置県/ 第1章 北海道・東北編―戊辰戦争の影響で誕生した「幻の県」の数々/ 第2章 関東編―県庁が日本橋にあった「品川県」、千葉にあった「葛飾県」/ 第3章 中部編―松本にあった「筑摩県」消滅の裏事情/ 第4章 近畿編―なぜ「彦根県」「姫路県」は存続しなかったのか/ 第5章 中国・四国編―地図から「香川県」「徳島県」が消えた時代/ 第6章 九州編―「佐賀県」「宮崎県」がいったん消滅した理由

【著者紹介】
八幡和郎 : 1951年、滋賀県大津市に生まれる。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。北西アジア課長、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任。在職中にフランスの国立行政学院(ENA)に留学。現在は徳島文理大学大学院教授を務めるほか、作家、評論家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Tadashi_N さん

    都道府県≠旧国名、政治的な思惑の犠牲になった佐賀県。

  • やす さん

      廃藩置県が行われた時は「3府302県」、それがその年の末までに「3府72県」、現在は47都道府県となりました。その変遷が実に面白かったです。新政府軍につくか否か、あるいは藩同士の石高のちがいや上下関係、姻戚関係などによってもその県の処遇も微妙にちがっていました。犬山県や木曽川町にあった葉栗村、木曽川の対岸にある羽栗村のお話などが興味深かったです。また、廃藩置県に反対した県の県庁所在地名は、県名とちがうというのは、定説ではなく、都市伝説みたいなもの書いてあり、びっくりしました。

  • yoneyama さん

    すごい情報量です。自分に縁がなくても全国の小さな村のことまで調べ上げている著者のマニア魂に驚嘆。律令制国名や郡名などをその中心都市でもないのに名乗る自治体名が最近乱立していて違和感を憶えていたが、全て挙げてあり、同じ思いを率直に添えてある。方や南アルプス市など外来語やカタカナの違和感についてはそれなりの効能を述べている。でも山や川は広域のものであり勝手に独占命名するのは近隣としては違和感あり。瑞祥地名は古来あるが、安直なものは短命なり、などなるほどなあ。ええっ藩て江戸期には無かったの!かなりおもしろ本です

  • kabeo さん

    廃藩置県から現在の47都道府県の枠組みが固まる20年弱の各県域の動きが纏められた本。旧国を基本にあっさりと県域が確立されていたものと思っていたが、人口バランスを考慮しながら、横浜、神戸、長崎などの主要都市は県庁所在地として生かすなど新政府の思惑も盛り込まれ見事に形成されてきたことを認識した。藩は江戸時代には(正式な制度として)存在しないということに驚いた。明治になって制度化された藩も飛び地や遠隔地もあり確かに複雑で廃藩置県とその後の府県統合にて整理されたことの意義を感じた。

  • Hiroki Nishizumi さん

    江戸時代では藩という概念がなかったことは知らなくて驚いた。この本は他も有用な内容があるのだが、いまひとつ文章がこなれていなくて勿体ないと思った。

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八幡和郎

1951年滋賀県生まれ。東京大学法学部卒業。通商産業省(現経済産業省)入省。フランスの国立行政学院(ENA)留学。大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任後、現在、徳島文理大学大学院教授・国士舘大学客員教授を務め、歴史家、評論家としてテレビなどでも活躍中。日本史、西洋史、東洋史から政治、

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