絶歌

元少年A

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784778314507
ISBN 10 : 4778314506
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
追加情報
:
294p;20

内容詳細

1997年6月28日。
僕は、僕ではなくなった。
酒鬼薔薇聖斗を名乗った少年Aが18年の時を経て、自分の過去と対峙し、切り結び著した、生命の手記。

「少年A」――それが、僕の代名詞となった。
 僕はもはや血の通ったひとりの人間ではなく、無機質な「記号」になった。
それは多くの人にとって「少年犯罪」を表す記号であり、自分たちとは別世界に棲む、人間的な感情のカケラもない、
不気味で、おどろおどろしい「モンスター」を表す記号だった。

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元少年Aの『挽歌』(告白)を教材にして教...

投稿日:2015/07/16 (木)

元少年Aの『挽歌』(告白)を教材にして教師の指導の下、彼と同じ年頃の子供達が議論できるような教室が日本で出来るならば、このような事件の再発の防止が期待できるのではないだろうか。事無かれ主義の日本の教育現場への警鐘として警告を申し添える。

海神の声 さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 風眠 さん

    少年Aには彼なりの言い分があったのは分かった。けれど加害者本人が手記という形で、世間に心の内を言うのには納得できない。納得できないけれど、読んでよかったとも思う。元少年Aはあくまでも「元」であって、今はもう社会的には大人と見なされるはずだ。名を名乗れ!とも思った。どんなに収入が少なくとも、人が嫌がる仕事だろうと、働き続けてほしかった。何よりもまず淳くんと彩花ちゃんのために、自分のしたことに苦しみ抜き、黙って働く事で責任をとってほしかった。病んでいる?確かにそうだね。だって深いところでは今も変わっていない。

  • *すずらん* さん

    まず初めに書きたいと思った元少年Aと読みたいと思った私の需要と供給によって、ここに一つのレビューがある事を記しておきたい。彼の異常性を知れば知る程、なぜ親が気付かないのか怒りにも近い疑問を感じた。そして驚くのは単に命を奪うだけではなく悍ましい行為にまで及んだ彼が、年月を経た今 生きたいと言えるその根性だ。私なら大罪を背負い切れず確実に自殺を選ぶだろう。彼が生きたいと思うのは、手厚い更生のお陰なのか?それとも真のモンスターの証しなのか?どの面下げてという言葉があるが、残念ながら私達はその面を知らないのである

  • いっしーたっくん さん

    購入者まで叩く風潮があるので躊躇はしましたが好奇心から読みました。僕が知りたい事は書かれてなかったです。加害者の感情ばかりでそれが次第に言い訳に聞こえました。ただ、どこまで本人が書いた文章でしょうね、スラスラ読みやすいとは思いました。出版した事によって今後どうなっていくか気になります。

  • 扉のこちら側 さん

    初読。2015年646冊め。少年/刑事事件や更生保護に関する仕事も引き受けることもあり、仕事の参考資料としてと言い訳しながら購入してしまった。遺族へ事前の相談もなく出版に至った経緯は残念だと思う。内容としては古今東西の文学作品からの引用や、どこから見たような文句が度々目に付き、どこまで元少年が自分の言葉で語っているかは明確には理解できない。ただ元少年の更生プログラムには、実際私が仕事で関わっている方々も参加されており、感情論ではあるがそれらが無駄だったとは決して思いたくはないのである。法律に関しては(続)

  • みんと さん

    謝罪のためと言うより自分はこういう人間だから、わかってほしいという自己主張のための出版だったとしか思えない。 刑を終えて出てきてからも、自分の思うとおりにならない時は怒りを抑えきれずに衝動的な態度に出てしまうのは変わっていない。常に危うく、爆弾を抱えているようだ。 元少年Aに対してはどうしても良い印象を持つことはできなかった。

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