まぼろしのコロッケ 南蛮おたね夢料理 2 光文社時代小説文庫

倉阪鬼一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334772628
ISBN 10 : 4334772625
フォーマット
出版社
発行年月
2016年03月
日本
追加情報
:
264p;16

内容詳細

大地震の悲しみも癒えつつあった安政三年秋、大あらしが江戸を襲った。強風に高波、そして火事。おたねが夫とともに逃げ込んだ寺の境内は、悲嘆に暮れる人々であふれていた。家を失った者、家族と生き別れになった者。おたねの作る料理が、皆の心にぬくもりを与えてゆく。打ちのめされても再び立ち上がる人々の営みを温かい眼差しで描く、好評シリーズ第二弾。

【著者紹介】
倉阪鬼一郎 : 1960年三重県生まれ。早稲田大学大学院中退。草創期の幻想文学会に参加。’87年『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。その後、ブランクを経て、’97年『百鬼譚の夜』で本格デビュー。幻想小説からホラー、ミステリー、時代小説まで、幅広いジャンルで、独創的な作品を発表し続け、俳句や翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まー さん

    天災や火事に負けずに、再び前を向こうとする江戸の人々の姿が印象的。当たり前のように助け合う様子が素敵でした。全体的にさらりと読了。

  • み さん

    さくさくと♪もう悲しい展開はないかと思ってたのに(>_<)いろんな野菜が外国から入ってきたんですね、新しい食材をどう食べるのか試行錯誤は楽しそう。

  • メルル さん

    またも災害。辛いなかで乗り越えようとする人々。そして料理で励まし、本当に幻だったコロッケ(笑) 料理が出てくるのは嬉しいけれどちょっと薄い。次々と辛い現実が襲っているのに内容がさらっとしているし、料理ももっと力強く登場してほしい。まあ、どの料理も美味しそうなんでいいですけど…(笑) 炊き出しで食べられる温かい料理は心を癒してくれるだろう。

  • tomtom さん

    災害が続くけど、復興に向かう力がすごく強い。炊き出しなんだけどおりきの作る雑炊が美味しそうに感じる。太助も料理修行してたはずなのに手伝わなくて勿体無いと思ってたから、厨に入ってくれてよかった。

  • 真理そら さん

    パンがないからパン粉がない。玉ねぎもない。こんな状態でコロッケに挑戦しているのが楽しい。丸めたコロッケ風のものを焼いてみればどうだろうか、そういえばほおずきとトマトは似てるかもしれないなどと本筋から離れたところで考え込みながら読んだ。象山が知恵の出所になっているのが面白いような不吉なような…。作者はのどか屋もそうだけれど火事や地震やあれこれ大変だけど生き延びた命で懸命に前向きに暮らす江戸の人たちを描きたいのだろう。千ちゃんものびやかに育って走れるようになったし。

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人物・団体紹介

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倉阪鬼一郎

1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。印刷会社勤務を経て1998年より専業作家。ミステリー、ホラー、幻想、ユーモアなど、多岐にわたる作品を精力的に発表する。2008年「火盗改香坂主税 影斬り」(双葉文庫)で時代小説家としてデビュー、好評を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲

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